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*No side.
互いに無失点のまま、時間は流れて半分を切った。
「さて、どうしようか…」
現在ボールを持っているのはAだ。
彼女は雷門イレブンでは様々なポジションに配置され、オールラウンダーと言われても可笑しくないだろう。
Aは自身がキャプテンを務めるチームでは司令塔の立場である。
雷門イレブンの司令塔、鬼道よりは劣っているがそれを感じさせないのは…。
「！！」
Aが横にパスを出す。
そのボールを取ったのは、
「タイミングばっちり、颯太」
「Aが分かりやすいんだよ」
颯太だ。
颯太は立ちはだかる雷門イレブンに向かって突っ込んでいく。
と、颯太はボールを上に打ち上げた。＿＿＿必殺技だ。
「“ブレイズバレット”」
上から降ってくる炎の弾丸に雷門イレブンは動きを止める。
颯太は雷門ゴールに向かって行く。
「こいッ！」
円堂はシュートに備えて動けるように構える。
…が、颯太はシュートを打たず、
「決めろ。…2トップ」
そう言って上にパスを出した。
その行動に円堂は勿論、雷門イレブンは驚きの反応を見せた。
「いくぞ空」
「オーケー亜久！」
颯太の後ろから現れたのは空と亜久。AチームのFW2トップだ。
鬼道は何かに気付き、円堂のいるゴールを振り返る。
「気をつけろ円堂！合体技だ！」
遠くから鬼道が円堂にそう呼びかける。
「流石鬼道さん。…でも、ちょっと気付くのが遅かったですね」
Aがそう呟き、ニヤリと笑う。
「うちのチームの“天使”と“悪魔”の技…。止められますか円堂さん？」
Aは円堂を見てそう言った。
颯太がパスを出したボールを亜久が受ける。
亜久が地面に向かって思いっきりボールを叩きつけると同時に、禍々しいオーラが発生する。
亜久の背中から悪魔を思わせる翼が展開する。
「空！」
そう叫び、亜久が上に向かって＿＿＿空に向かってパスを出す。
禍々しいオーラを纏ったボールは上へと上昇する。
「ッ！」
空は亜久のパスを受け止めると同時に、空の背中から白い翼が展開される。
その姿はまるで天使のように見えた。
空はボールをかかと落としで下へ蹴る。
＿＿＿そのボールを追うように空中から天使が急降下し、地から悪魔が飛ぶ。
「「“デビル＆エンジェル”！」」
二人が同時にボールを蹴る。
そのボールは雷門ゴールにまっすぐ向かった。
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恵野(プロフ) - 銀世界の姫騎士 レオさん» コメントありがとうございます。私の気分で更新するかしないかが決まってしまうのですが…汗 ありがとうございます！ (2020年3月11日 22時) (
レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - すごく面白いです！これからも、無理せず頑張ってください！^^* (2020年3月11日 21時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 聖ニャンさん» コメント遅くなりすみません…！汗 励みになります！ありがとうございます嬉涙 (2020年1月16日 17時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
聖ニャン(プロフ) - 凄く面白いです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年12月24日 23時) (レス) id: 69449d120b (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 水琴さん» コメントありがとうございます。更新は不定期ですが、宜しくお願いします！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年11月4日 12時
