にひゃくよん ページ10
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蘭「モッチーが先に余計なこと言ってんじゃーん！」
竜胆「ウケる」
望月「おい、黙れ」
蘭「てか、Aちゃんめっちゃ可愛い。今からおにーさんとデートしない？♡」
『へ？』
竜胆「兄ちゃん、それはマジでズリぃから。俺もAちゃんと遊びたいんだけど」
望月「黙れっつってんだろーがぁぁぁ！！」
あれよあれよと話は逸れて行く。
Aが呆気に取られていると、望月の怒鳴り声が響き渡った。
蘭「モッチーこわぁーい、Aちゃんビビってんじゃん」
竜胆「もう、連れて行ってもよくね？」
望月「連れてくワケねぇだろ！テメェらはもう、話すんじゃねぇ！おい、嬢ちゃん」
『は…い…』
望月はズカズカとAへと近づき、手を上げる。
殴られるのかとAは咄嗟に目を瞑ったが、その手はAの肩に手を回す蘭の手を振り払い落としただけだった。
望月「いずれわかることだ。今は下手に詮索すんじゃねぇ」
『……誰が指示したの』
望月「少なくとも俺らから話すことじゃねぇんだよ」
それだけ言うと望月は部下の元へ戻って行った。
蘭「あーあ、残念」
竜胆「先に東卍潰さねぇとドヤされんのも事実だろ」
蘭「今日中に終わらせんぞ！じゃーねーAちゃん♡」
竜胆「すぐ仕切る。また、今度なーAちゃん」
望月「ふんっ」
そうして天竺の集団はAには結局手を出さず、この場を後にした。
何の確証もないが、Aは1人の男を思い浮かべていた。
『イザナ…？』
まさか、もしかして、うそ、
頭の中でそんな言葉を繰り返す。
ただ、“ 近々でけぇ抗争が起こる”と言っていたイザナの言葉が忘れられない。
考えれば考えるほど彼も関係しているように思えて仕方なかった。
『あっタカちゃん…！』
ーーーーーーーーーー
万次郎「……お前も海に逃げてぇのか？」
万次郎はたい焼きを片手に海を眺めていた。
万次郎「“ウン”スイ…スイスイ」
黒川「たい焼きくんてさ、最後どうなるんだっけ？」
万次郎「…さぁ？忘れた。」
不意に話しかけられ、隣を見ると若い男がいつの間にか腰を掛けている。
見覚えのない顔に万次郎が「だれ？」と問い掛ければ、男は立ち上がり、こう言った。
黒川「俺は黒川イザナ。いいバイク…乗ってるね。後ろに好きな女でも乗せてんのかな」
万次郎「は？」
黒川「また会おう」
ニコリと笑い、男は去って行った。
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ゆず(プロフ) - いっちゃんさん» すみません。コメントありがとうございます。微修正や下書きをして保存した際に通知が届いてしまったのだと思われます。その際は更新通知をオフにしていたつもりでしたが、漏れていたようです。ぼちぼち更新していきますので、お待ちいただけますと幸いです！ (2023年3月1日 17時) (
レス) id: 5e3b7e37d3 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - すみません、更新通知が届くのですが、どれもNEWと表示されてなくて、、、続きが更新されてるのでしょうか。 (2023年2月5日 21時) (レス) id: 3e516dda96 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - すごく面白くてすごく大好きです文才天才すぎです、、何回も読み返してます、、これからも無理ないペースで更新していただけたら嬉しいです！完結までついていかせてください！！ (2023年1月16日 4時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
こーが(プロフ) - ありがたきお知らせ…！楽しみにしておりますが、無理せずご自愛ください…！ (2022年11月23日 9時) (レス) id: da454ef0ae (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - おもしろい！おもしろすぎて、ここまで一気読みしちゃいました！それぞれのキャラクターの心情が細かく書いてあって人物により近い視点で物語を読み進められました！続き、楽しみにしてます！ (2022年7月21日 21時) (レス) @page28 id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2022年5月10日 19時
