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「はいはい皆さんこんちは！神楽でーす」
「っつーことでね、今日はこの【qool】というゲームをやっていこうと思うんですけどこれ読み方クールで合ってんかな？」
「まぁ間違っててもスルーしてね、英語3なんで」
「このゲームなんと私が主人公のゲームです！みんな喜べ！」
「ゲーム制作者さんありがとうございます！」
「いやぁ嬉しい！キヨとかレトの実況をどれだけ羨ましく思ってたことか…」
「ほんと感謝感激」
「私が主人公のゲームなんて初めてだからなぁ…楽しみだね」
「それじゃあ早速やっていこうか」
私は【START】と表記されているところをクリックした。
『ここは鏡の中の世界…』
「おーボイスありだ、いいね」
『外の世界からこの世界に入ってきた者は呪いを解かない限り二度と外の世界に戻れないと言われている』
「怖(笑)」
すると真っ黒背景がパソコンの画面のイラストに変わった。
下にはテキストが書いてある。
「ん？『はいはい皆さんこんちは、神楽です』」
「おー始まった！え、鏡の世界は？」
「『今日はね、こちらのqoolというゲームをやっていこうと思うんですけどこちらのゲーム、あるゲーム制作者さんが私のために作ってくださいました！』」
「設定同じだ」
「『それじゃあ始めようか』」
それから私目線で色々な出来事が起こり、苦戦しながらも進めていき私は察してきた。
これホラーゲームじゃん！！
なんか女写ってるし！！
実は私はホラーゲームが苦手すぎて複数実況でしかやったことがない。
うちのチームには声でかい奴と慣れてるパパとビビり2人がいるからホラーゲームが怖くならない。
(私にとって)頼もしすぎるでしょ。
1人でなんて怖すぎて録れない。
でももう始めちゃったからな…。
始めちゃったからにはやるしかない。
「『するとその時パソコンの中の女がこちらに手を伸ばして…』」
「うわ、来る…？」
『ｵﾏｴﾓｺｯﾁﾉｾｶｲﾆｺｲ!!!』
「うわぁぁぁぁぁ！！！」
ゲームの中の私がパソコンの中へ引きずり込まれていく。
「うーわ行った！大丈夫か神楽！？」
パソコンの中の女はゲーム内の神楽を引きずり込んでもまだこちらを向いている。
そして、
「…え？」
私の腕を掴み、パソコンの中へ引きずり込んだ。
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作者名：RIN | 作成日時：2020年7月17日 6時
