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智洋side
流星の様子を見に俺も部屋に来たんやけど、
流「何かすることないん？」
何故か俺の膝の上にちょこんと座った流星。
帰って来たばっかやから汗もかいてないやろうし。
冷えピタも貼ってから時間経ってないし。
残念ながら今はないねんな。
でも張り切っとる流星に"ない"って言うのも…。
智「う〜ん、せやな…じゃあ水注いで来てくれる？」
流「分かった！氷は？」
智「氷はいらんよ」
頼んだ後にあれやけど、こぼさへんかな？
階段上るからなぁ。
雅「…ともくん…ともくん」
智「あ、起きちゃった？俺ここおるよ」
雅「寒…い」
智「寒いか〜。
待ってな布団取ってくるから」
雅「や…ここにいて…」
智「それじゃあ寒いまんまやで、すぐ戻って来るよ」
雅「いいの…泣」
いいのって言われても…寒いんやろ？
でも、弱い力で俺の腕掴んどる手を離したくない。
あ！こういう時に流星を頼ればええんか！！
流「ともくん、持って来た！」
智「ありがと、ついでにもう1個お願いしてええ？」
流「おん！ええよ、何でも言うて！」
智「頼もしいな〜笑。
あのな、雅紀くんが寒いんやって。
やから雅紀くんの布団を持って来てほしいねん」
流「お布団やな！」
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
あ〜あ、そんなにドタバタ走ったらコケるよ。
雅紀くんのために張り切っとるのはええことやけど。
流「うぅ〜ともくん…重い…」
智「え、流星のも持って来たんか」
雅紀くんのだけでよかったんに〜。
流「やってにーにが寒いって」
智「そうやな…ありがと。
雅紀くん1回起きよ、お水飲もうや」
雅「ん…水…」
流「はい、お水」
雅「ｺﾞｸｯ………はぁ」
智「この布団と水、流星が持って来てくれたんやで？」
雅「…流星、ありがと」
流「どういたしまして！！早よ元気になってな！」
雅「うん…ともくん一緒に寝て？」
あ、そこは流星やないんや。
智「おん、ええよ。
あ、流星はどうする？」
流「りゅう、眠ないもん。
もうやることない？」
智「しばらくはないかな」
流「…やったら下におる。
何かやることあったら言うて！手伝うから！」
智「じゃあその時は遠慮なく頼らせてもらうな」
さて、俺は布団に一緒に入ればええの？
雅「ともくん…あったかい…」
智「雅紀くんはあっついねぇ」
こんなにくっついたら汗かいて俺も風邪引きそう笑。
智「おやすみ、雅紀くん」
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作者名：KK | 作成日時：2022年8月21日 21時
