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流星side
にーに、熱のせいでフラフラしとる。
りゅうがにーにを背負ったりできたらええねんけど…。
流「にーに、まだ歩ける？」
雅「…ごめっ、もう…むり」
流「にーに！大丈夫！？」
ついに座りこんじゃった。
どうしよっ…まだ家まで距離があるし。
りゅうだけ先に帰ってともくんたちに言いに行く？
でも女の人が、それににーにを1人にしたない。
でも、このままやとにーにが…泣。
流「ｸﾞｽｯ…泣。
にーに、待っとてな。ともくん呼んでくるから…泣」
…怖いけど全速力で走って帰る。
ランドセル、重いからにーにの所に置いといて。
流「はぁ…はぁ、ともくん！！じゅーた！！」
智「おかえr「にーにが！早く！」
淳「何事？」
流「にーにがっ…泣、道端に座り込んでしんどそっ…泣」
智「！！、流星、道教えて！」
流「こっち！！」
淳「待って！」
にーに、ちゃんとおるかな…？
誘拐されてへんかな…？
智「雅紀くん！」
雅「ん…ともく…ん…？」
智「大丈夫か！？うわぁ、あっつ。
早よ帰ろな？よいしょっ」
流「あ、にーにのランドセル、りゅうが持つ」
ともくんとにーにが先に行っちゃったから、りゅうは
じゅーたと2人で歩く。
淳「流星、偉かったな」
流「りゅう、偉くないもん。
にーに1人にしてもうたし…女の人がおるのに」
りゅうの判断、正しかったんかな？
淳「それもあるかもやけど…。
雅紀くん、かなりしんどそうやったやん。
歩かせとったら、もしかしたら倒れとった可能性も
あるかもしれへん。
流星の判断が正しいかどうかはまぁ置いといて。
慌ててパニックになってもおかしくない状態の中、
俺らをちゃんと呼べたのはすごいと思う」
流「にーに、死なへん…？」
あんなしんどそうで顔が真っ赤なにーに、見たことない…。
淳「絶対大丈夫。
流星の素早い判断と対応のおかげや、ありがとな」
流「りゅう、怖かったぁ〜泣」
淳「怖かったなぁ、もう大丈夫やからな」
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作者名：KK | 作成日時：2022年8月21日 21時
