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雅紀side
流「にーに、今日一緒に帰れる？」
雅「今日は6時間だから待つことになるよ？
康二くんたちと帰ればいいのに」
流「それでもええねんけど途中で1人になるやん。
1人やったら女の人が怖いから…お願い。
ちゃんと教室で待っとくから」
雅「別にいいけど…」
まぁ、女の人に誘拐されるよりいっか。
in学校
和「まーくんおはよ！明日どうだって？」
雅「おはよ！行ってもいいって！！」
和「ほんとに！？潤も喜ぶよ！楽しみだなぁ〜。
明日そっちに迎えに行くよ。
あ！！そうそう！！
今日学校来る時知らない女の人に話しかけれたの！」
え、女の人ってあっくんが言ってた！？
本当に近くにいたんだ…怖いなぁ。
雅「大丈夫だったの？」
和「うん。走って逃げたから。
"私の子供を探してる"って言ってた気がする。
まーくんも気をつけてね？」
雅「うん」
物騒だなぁ…。
バスケの時に会わなくてよかったよ。
＊時は飛んで放課後
和も一緒に帰るってことになったから2人で流星のとこに
行ってるんだけど、なんだか怠い…。
雅「流星〜？迎えに来たよ？」
流星以外誰もいないや。
1人で45分って暇じゃん。
流「にーに！あ、和くんも！」
和「やっほ〜、俺も一緒にいい？」
流「うん！3人で帰る！
にーに、帰ろ！……にーに？」
雅「え？あ、うん」
やば、何にも話聞いてなかったけど大丈夫だったかな？
和「じゃあまーくん、また明日。
流星くんもバイバイ！」
雅「あ、和そっちか。
気をつけてね」
和「うん！」
流「バイバ〜イ！」
和、1人だから心配。
俺らが遠回りして一緒に帰った方がよかったかも。
流「…に？にー……にーに！！」
雅「あ、え？何？」
流「何？じゃあらへん！！ずっと話しかけとんのに！
明日どっか行くん？」
雅「ごめん、明日ね？和の家に泊まりに行くんだ〜」
流「え〜じゃあ土日、りゅう1人なん？」
雅「2日だけだから我慢できる？
帰ったらサッカーしてあげるから」
流「う〜ん…分かった。
寂しいけど我慢する」
あ、泣かないんだ。意外。
俺、ともくんの時は大泣きだったのに苦笑。
流「にーに、大丈夫？」
雅「ん、何が？」
流「なんかボーッとしとるから。
今日のにーに、変」
変って…そんなはっきり言う？
流「にーに、熱い！！
熱あるやん！早よ帰ろ！」
流星の手、冷んやりして気持ちい…。
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作者名：KK | 作成日時：2022年8月21日 21時
