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智洋side
嫌い言われてムキになって雅紀くんを傷つけてもうた。
雅「嫌いって言ってごめんなさい…。
嫌いじゃないから、ともくんのこと好きだから、
俺のこと嫌いにならないで…泣」
智「アホか！！嫌いになるなんてありえへん！
雅紀くんも流星も大好きや…」
ほんまに怖かったよな…暗い中1人ぼっちって。
智「汗ですっかり冷えてもうてるやん。
ご飯の前にお風呂入って温まってき」
雅「うん」
雅紀くんが風呂に行ったのを確認して俺はご飯の準備。
流「にーに帰って来た？」
智「おん、風呂入っとるよ」
流「ほんまに！？りゅうも一緒に入ってくる！！」
ゆっくりさせてあげって言いたいところやけど…。
一番心配しとったのは流星やから。
重「ほんまに人騒がせなやつらや」
智「大変お騒がせしました…」
望「でも見つかったんやし仲直りもしたからええやん。
俺2人が喧嘩しとるのはマジで嫌やもん」
照「流星と喧嘩するのとは訳がちゃうからな笑」
智「そう？変わらんくない？」
望「いいや！全然ちゃう！
ほんまに2人とも口悪なるし、長引くし」
重「雅紀と流星は所詮子供の喧嘩やろ？
お前らはなんかガチガチの喧嘩っていうか」
智「そうかな」
俺には違いが分からへん、喧嘩は喧嘩やし。
それよりご飯の準備や〜。
流「ともくん！お風呂出た！」
智「はいはい、じゃあのんちゃんに髪乾かしてもらい」
流「分かった〜！」
随分長風呂やったな。
雅「晩御飯何？」
智「チャーハンです、はいどうぞ」
雅「お腹空いた！いただきます！」
お泊まりのこと、もう1回話した方がええかな…。
智「なぁ雅紀くん」
雅「ん？」
智「お泊まり…行きたい？」
雅「そりゃあまぁ」
やっぱり行きたいよな。
智「俺が2年くらい前に北海道に行ったの覚えとる？」
雅「相棒買ってきた日だっけ」
智「そうそう。
で、そん時雅紀くん大泣きやったやん」
雅「………」
あ、さては覚えてないな笑。
あんなに"ともくん行かないで"って言っとったんに笑。
智「雅紀くんがおらんへんくなって流星がああなるのが
可哀想やなって思ってアカン言うたんやけど…」
雅「え、そうなの？」
智「でも、お前の気持ちを第一に考えるべきやったわ」
雅「じゃあ行ってもいいの…？」
智「おん、楽しんでき。
流星は俺から言っとくから。
ただし、迷惑はかけたらアカンよ？」
雅「やった！！ありがと！！」
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作者名：KK | 作成日時：2022年8月21日 21時
