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智洋side
早いもんであれからみんな帰って来てもうご飯の時間。
ちゃんとのんちゃんと淳太の分も作ったよ？
文句言われて腹立ったけど作らへんのは流石にな。
流「ともく〜、にーには？」
智「え、知らへんよ。
一緒に遊んどったんやないん？」
俺料理しとったからみんなの様子見てへんし。
流「途中でどっか行った」
智「今手空いてないし、あっくん！雅紀くん探して！」
照「分かった〜」
あっくんに探してもらって事情も聞いてもらお。
照史side
探す言うてもさリビングにおらんってことは、部屋にしか
おらんやろ。
雅紀の部屋か、ともの部屋か…。
照「あ、おった。雅紀？ご飯食べるって」
いたのはともの部屋でした。
嫌なことがあったんかな？
雅紀は嫌なことがあったら絶対ともの部屋に行くねん。
ともの匂いが1番落ち着くって言うてた。
雅「や〜、食べない…」
照「何で？ともが作ってくれたんやで？」
雅「嫌！」
照「何が嫌なん？」
雅「やなの！泣…食べたくない！泣」
ついには泣き出してもうた。
照「いやいや言うても何も伝わらへんで？
ちゃんと自分の言葉で説明せな。
もう4年生なんやから」
雅「たか、怖い…泣、ふぇぇ」
たかが怖い…あー！！
照「押されたのが怖かったんか、そっかそっか。
みんな雅紀のこと守るから大丈夫やで」
崇裕が完全に雅紀のトラウマになっとるってことやん。
また何かされるんじゃないかって。
とりあえず下には連れて行こ。
怖がったらまた上に来ればええし。
智「お、来た。
あっくんありがと」
照「おん」
崇裕は…ちょうど俺の目の前。
今は雅紀は俺の肩に頭を埋めとるから見えてへん。
しばらくこのままの方がええか。
淳「雅紀くん下ろさんの？」
照「おん、ちょっとな」
淳「でもそれじゃ照史が食えんやん。
雅紀くんご飯食べるんやから下りて」
淳太くんに無理矢理下ろされた雅紀。
あ〜そんなことしたら…。
雅「ふぇぇ…や！！…泣、来るな！！泣…ﾋｯｸ」
淳「ちょ、暴れるなって。
どしたん？」
淳太くんがホールドしとるんやけど、雅紀は崇裕から
離れたいんやからそりゃ暴れるに決まってる。
ほんまに何してんねん。
照「崇裕が怖いんやって」
智「それって押されたからやんな」
崇「は？コイツが勝手にコケたんやん！
何で怖がられなアカンの！？意味分からん！！」
智「その態度がアカンって言うてんねん」
雅「…ﾋｯｸ…ﾋｯｸ…泣」
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作者名：KK | 作成日時：2022年8月21日 21時
