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望side
何やねん、あのおばさん！！
初対面の人にあんなズカズカ聞くか！？
雅紀に元気になってもらおうと思ってここに来たのに！
最悪や〜。
雅「のんちゃん、ケーキありがと！」
望「美味しかった？」
雅「すっごく美味しかった！また行きたい！」
望「ほんならまた行くか！」
でも雅紀も笑顔やし…そんな気にせんでええんかな？
雅「ただいま〜」
智「おかえり。
あ、のんちゃんも一緒やったんや」
望「そこでバッタリと」
リビングに入ったら片付けをしとる流星と…え、誰？
…多分流星の友達やんな。
流「じゃあ勝利、また明日！」
勝「うん！今日はありがと、バイバイ！
あ、お兄ちゃんもバイバイ！おじゃましました」
雅「え…あ、バイバイ…」
お兄ちゃん？？？何で？
望「雅紀、お兄ちゃんなんて呼ばれてんの？」
雅「勝手に言ってるだけだよ」
"雅紀くん"やなくて"お兄ちゃん"て呼ぶのが不思議。
流「にーに、勝利のにーにするつもりなん…？」
雅「いや？そんなことする予定ないけど。
俺のことにーにって思っていいの流星だけだし」
流「ほんまに？
やったらりゅう以外ににーにって呼ばせんでな？」
雅「言われなくても呼ばせないから大丈夫だって」
流「やった！にーに、遊ぼ！」
流星はほんまに雅紀のことになると厄介や笑。
絶対に嫉妬するんやもん。
大好きな雅紀のためなら何でもするって感じやなぁ。
智「さて、俺はそろそろご飯の準備しますか」
流「お肉がいい！」
智「昨日唐揚げやったからアカン。
材料あるから今日はシチューです」
望「え〜、もうすぐ暑くなる時期にシチュー？」
智「嫌なら食わんでよろしい。
何で1番先にのんちゃんが文句言うねん」
食べますよ…食べればいいんでしょ。
雅「ビーフ？クリーム？」
智「クリームシチューやで」
雅「やった！楽しみ！」
…俺もその純粋な姿勢を見習わなアカンわ笑。
淳「腹減ったわ。晩飯何？」
流「シチューやって！クリームの！」
淳「えーシチュー？この時期に？
暑くなり始めるんやから素麺でええやん」
やっぱ淳太もそう思うよな？
智「…………」
あ、何か一瞬アカン空気になった気がする。
雅紀も流星もこの空気を察したんか黙っとるし。
淳「え、俺何かアカンこと言った？」
雅「うん、デジャヴ」
そうそう、デジャヴってやつ。
智「もう！淳太ものんちゃんも晩飯なしや！！」
淳「何で！？」
何で俺も！！
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作者名：KK | 作成日時：2022年8月21日 21時
