12 ページ12
智洋side
もう3時やからそろそろ流星が帰ってくる時間。
おやつ用意しとこ。
ｶﾞﾁｬ
流「ただいま！！ともくーん！」
智「はいはい、そんな大きな声出さんでも聞こえるよ」
流「友達家に入れてもええ？宿題すんねん！」
智「ええよ、もう来てんの？」
流「おん！勝利！入っていいって！」
勝利？康二くんや廉くんやないんや。
おまけにソファーで寝とる雅紀くんは無視笑。
真っ先に"にーに！"って言うと思っとったんに。
勝「おじゃまします。
こんにちは、佐藤勝利です」
智「いらっしゃい。どうぞ上がって」
流星より少し小さくてイケメンな男の子。
まだ小1なのに挨拶とかしっかりしとる。
リビングでするなら雅紀くん移動させた方がええかな。
勝「流星くん、この人誰？」
あ、少し遅かったか。
智「この子な、流星のお兄ちゃんやねん」
勝「お兄ちゃん？へ〜。ﾂﾝﾂﾝ」
寝とる雅紀くんに興味津々な勝利くんは顔をツンツン。
雅「ん〜、流星やめて…」
流星じゃないんよね〜。
勝「えへへ。ﾂﾝﾂﾝ」
勝利くん、やめたって笑。
雅「んもう！！やめてって！…ってええ？誰？」
勝「お兄ちゃん！」
流「あ、にーに起きた。にーに大丈夫？」
雅「うん。それよりこの子誰？
すごい抱きついてくるんだけど」
流「あー！！勝利アカンよ！！
僕のにーにやからね！」
勝利くんはなぜか雅紀くんが気に入ったみたいや笑。
で、案の定流星が嫉妬しとる。
流「勝利、早よ宿題して遊ぼ」
勝「うん！」
雅「あの子、流星の友達？」
智「そうやねん、勝利くん。
何でか分からんけど雅紀くんをお兄ちゃんって」
お兄ちゃんって紹介したのがアカンかったかな。
雅「1回も会ったことないのに」
智「ええやん、悪い気はせんやろ？」
雅「まぁ…俺、外でバスケしてくる」
智「気をつけてな」
雅「うん」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 393人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：KK | 作成日時：2022年8月21日 21時
