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雅紀side 時は飛んで次の日の放課後
雅「ただいまぁ」
って誰もいるわけないか、鍵自分で開けたんだし。
結局参観日のことは言えないまま終了。
いいもん、作文渡せばいいんだから。
でも当てられなかったのはラッキーだったなぁ。
雅「あ、おやつ」
"雅紀くんへ
おかえりなさい。
おやつ作ったから手を洗って食べてください。
遊びに行くんやったら宿題を全部やって、この手紙に
ちゃんとメモすること。
智洋より"
雅「1人で食べても美味しくないもん…」
先に宿題やっちゃおっかな。
机にノートを広げた瞬間
ｶﾞﾁｬ
重「あぁ、帰って来てたんや」
何で？まだ3時だよ？
雅「大毅…早いね」
重「おん、今日は早よ終わった。
ドーナツ買って来たんやけど、食べるか？」
雅「食べたい！」
重「なら手洗っておいで」
雅「うん！」
やった！！ドーナツなんて久しぶりに食べる！！
早く洗ってこなきゃ！
でも何で急に買って来たんだろ。
重「みんなには内緒やからな？」
雅「分かった、いただきます！」
おいし！たまにはお店のもいいよね。
重「むっちゃ美味いわ」
雅「何で急に買って来たの？」
重「たまたま帰り道にお店見つけたから、1人で食べよって
思っただけ。
帰ったらお前がおるし2人で食べるのもええかなって」
雅「ふーん」
でも1人で食べるより全然いい！
ありがと、大毅。
重「この機会やから聞くけどさ」
雅「うん」
重「ボール、お前ほんまに無くしたんか」
その話はもう忘れたかったのに…。
雅「…そうだよ、シュートしたらどっかに消えた」
重「そんな簡単に消えるかいな。
誰かに取られたとかやないん？
あんなに大好きなともから貰ったボールをそんな
簡単に無くすとは思えへんねん」
雅「取られてないもん…本当に無くしたの」
僕は何言ってんだ。
この前は取られたなんて騒いでたくせに。
今は無くしただなんて嘘言って…。
重「ほんまのこと言えって」
雅「本当のこと言っても信じてくれないじゃん…」
重「ちゃんと信じるから」
雅「嘘だ！ともくんも淳太も信じてくれなかったもん！
大毅も嘘つく僕のこと嫌いなんだろ！？」
重「何で嫌いとかの話になんねん…っておい！」
自分から聞いて嫌いって言われるのが怖くて、
ドーナツ食べ残したまま部屋に戻る。
最低だな、僕。
そういえば大毅、流星の参観日行かなかったんだ。
行ける時間あったのに…。
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KK(プロフ) - おーさん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけて凄く嬉しいし、これからも頑張れます！今後ともよろしくお願いします！ (2022年8月17日 21時) (
レス) id: 0ba4385f4b (このIDを非表示/違反報告)
おー - お話大好きです！1話ずつの更新でも読んでたら泣けてきて笑ほんとに続きが楽しみです。これからも主様のペースで頑張ってください！ (2022年8月17日 21時) (レス) id: 5ed6eeac8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KK | 作成日時：2022年6月20日 22時
