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雅紀side
雅「公園にいるかな？」
ボール、絶対に取り返えさないと。
雅「あ、いた…」
僕から取ったボールで遊んでる3人。
あれ、サッカーボールじゃないのに…。
あんな使い方したらすぐダメになっちゃうじゃん…。
力ずくで行きたいけど体格差がなぁ。
2「あー悪い！」
1「どこに蹴ってんだよ」
ラッキー！！こっちに来た！
ボールを両手でしっかり抱えて守らなきゃ…！
雅「これ僕のだから返して」
1「は？俺らはお前がくれるって言うから貰ったんだ！
今更"自分のです"とか生意気言うな！」
雅「勝手に取ったんでしょ！？」
3「人形さんはボールで遊ばなくていいんですぅ」
2「そーだ！そーだ！だから早く俺らに渡せや」
あー！！腹立つ！！
雅「嫌だ！これは僕のだもん！」
2「ッチ、ウザッ！返せやごら！」
ボールを取られないようにお腹で守ってるんだけど背中を
蹴られたり腕を引っ張られたりして痛い。
おまけに力強いし…。
でも…ともくんからもらった大事なものだから…。
渡したくなんかないもん。
崇「こらこら、何してんねん。喧嘩はアカンで」
あ、崇裕だ…仕事帰り？助けに来てくれたのかな…？
聞いたことない優しい声してる。
雅「あのね、ぼ「俺たちからボール取ったんです！」
3「俺らボール使ってて転がってきたのを勝手に」
雅「違う！違うって！」
2「まだ言ってる…」
あんた、僕のこと嫌いでもこんな嘘は信じないよね？
崇「ふーん。おい、この子らのボールなんやろ？
勝手に取ったらアカンやん、返してあげ」
え……。
2「ほら〜！」
雅「何言って…ねぇ、僕のだって…ｸﾞｽｯ。
信じてよ…泣、あっ」
崇「ごめんな？弟がバカなことして。
しっかり怒っとくから。
もう暗くなるから帰り」
1「大丈夫ですよ。ボールありがとございました！
よっしゃ、帰ろ！」
そんな…ボールが…。
崇「自分がボール無くしたからって人様のを取るな！！
そんなことも分からんのか！！」
雅「あのボールは僕のだもん！！泣。
僕のボールのデザインとか知ってるでしょ！？泣」
崇「んなもん知らんわ！
お前のボールなんか知らへんし！
ただでさえ迷惑かけとるくせに。
これ以上面倒ごと増やすな！ほんまにめんどくさい」
やっぱり僕、迷惑なの…？ …そりゃそっか。
みんなに優しくしてもらっていい気になってたよ。
迷惑なんだから…みんなが冷たいの、当たり前だよね…。
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KK(プロフ) - おーさん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけて凄く嬉しいし、これからも頑張れます！今後ともよろしくお願いします！ (2022年8月17日 21時) (
レス) id: 0ba4385f4b (このIDを非表示/違反報告)
おー - お話大好きです！1話ずつの更新でも読んでたら泣けてきて笑ほんとに続きが楽しみです。これからも主様のペースで頑張ってください！ (2022年8月17日 21時) (レス) id: 5ed6eeac8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KK | 作成日時：2022年6月20日 22時
