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雅紀side
近くの公園でバスケの練習。
上手くなってるのかは分からないけど、
ゴールに入る回数は増えてるから！
体育でバスケやらないかなぁ。
上手いって分かってくれたら、色んな人と話せるかもしれないし。
雅「よし、これで10回目！
やった！入った！！…って誰も見てないか」
だって1人だもん…。
1「あれ？アイツ雅紀じゃね？」
2「あ、本当だ。あのかわいげのないやつか〜」
げ、施設にいたいじめっ子。
1「おい、お前どこで何してたんだよ！」
雅「別に何しててもいいじゃん」
3「よくねーし。流星くんはいないんだ」
雅「僕も流星も優しい人に引き取られたもん」
2「は？生意気だな。人形のくせに」
1.3「人形！人形！人形！……」
雅「うるさい！！」
自分たちはまだ施設にいるからって…。
1「何持ってんの？それよこせ」
雅「嫌だ。これは絶対に嫌」
1「いいからよこせ、おら！」
雅「…いった」
3「ダッサ、このボール貰ってくぜ。帰ろ！」
1.2「帰ろ、帰ろ」
ボール取られちゃった。
せっかく買ってもらったのに…。
あ、もう5時じゃん…帰らないと。
雅「ただいm「どこ行ってたん！？」
ともくん…。
雅「公園に…僕、紙に書いたよ」
智「無かったわそんなもん！
遊びに行くならちゃんと言わなアカンやろ！」
雅「嘘だ！ちゃんとリビングに…あ」
これじゃ分からないはずだよ。
僕が書いた紙の上に流星がお絵描きしてるんだから。
雅「これに書いた…」
智「紙に書いたらこうなることくらい予想つくやん！
ちゃんと言えって」
自分は寝てたくせに…。
でも今の僕にそんなこと言う勇気なくて。
雅「…はい」
照「雅紀、ボールは？
公園に行ったんならバスケしたんやないん？」
…ここは取られたって言うべきなのかな？
この状況できっと信じてくれないよね…。
雅「…無くし…た」
智「はぁ…物大切にせんならもう買ってあげへんからな」
雅「………」
僕、これでも物は大切に使う方なんだけどなぁ。
そもそも公園であんな大きなボールを無くすことある？
雅「大毅」
重「あ？何や」
雅「算数、教えて…？」
重「お前さ、遊びに行く前に宿題せんかったん？」
雅「宿題じゃないもん」
重「一緒や。宿題の範囲やろ、これ。
ちゃんとせえ、淳太との約束やんか」
立ち上がって、どこ行くの？
雅「え？教えてくれないの？」
重「淳太に聞き。俺疲れた」
えー、絶対怒られるじゃんか。
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KK(プロフ) - おーさん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけて凄く嬉しいし、これからも頑張れます！今後ともよろしくお願いします！ (2022年8月17日 21時) (
レス) id: 0ba4385f4b (このIDを非表示/違反報告)
おー - お話大好きです！1話ずつの更新でも読んでたら泣けてきて笑ほんとに続きが楽しみです。これからも主様のペースで頑張ってください！ (2022年8月17日 21時) (レス) id: 5ed6eeac8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KK | 作成日時：2022年6月20日 22時
