続・思えば思わるる？いいや逆だひっくり返せ！

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東「…何だ」








貴「虎杖たちは特級を祓いました」




東「あぁ…」









貴「私が3人に追いつけるかどうかは、

今日が勝負だと思うんです」









東「…焦らなくてもいい」









焦ってる








3人が遠いところに行ってしまいそうで
追いつこうと私は必死だ









貴「その…



今日、調子良いなって思って」









チェンソーが肩を両断しそうになったとき







恐怖よりも何よりも
私は戦いに集中していた









土壇場の頭の冴えはバカにできない









それに
東堂さんが見ている







それもあって今日は気合いが入る









貴「何か
変われるかもしれません








…見ててくれませんか」









ただの勘だ








変にやる気が出ている









2人でやれば確実なのに
私は何を強気になってしまっているのか









それでも
信じて欲しい







それだけが



強く



強く



心のなかにある









東「だが万が一…



いや
それを言うのは野暮だな」



貴「！」







笑顔だ






この人は







東堂さんは




私を信用してくれている








貴「大丈夫です







絶対に祓います









見ててください」









勢いで壁の奥深くに刺さったチェンソーを
呪霊は周りのコンクリごと引き抜いた









耳を刺す駆動音







取れたコンクリは体に吸い込まれていく








気合いを入れ直し体を構える








貴「ものと融合するのが術式？」








あれは触っちゃダメか









しかし数年放ったらかしにされていた機械が
そんなに上手く動くの？









いや
融合した時点でエネルギー源は本体





電力は関係ないのか










でも刃の劣化は別のはず
叩き割る？

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