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「真っ赤な顔してんな。
どうしたん？」
からかうように言われて。
「見えてるんですか」
思わず聞いちゃう。
「そら、こんな近距離で見えるやろ。
そこまで近眼ちゃうし」
なんで？って感じで聞き返された。
「じゃあ、後ろ向く」
「嫌や。
こっち向いといて？」
仕事の時と違って、
命令口調でもないのに。
従わざるをえない、
雰囲気。
「錦戸課長・・・」
「亮や」
「亮は無理です」
「なんで？」
「なんでも。
無理です。
課長は課長だから」
「課長の前にただの男やで？」
急にそんなこと言うの、反則だ。
息が止まりそう。
「亮・・・さん？」
「さんて。
おっさんみたいやろ」
「じゃあ、亮ちゃん」
そう大倉さんが呼んでた。
「ちょっとバカにしてるやろ？」
「してません。
大倉さんはいいのに、私はダメなの？」
聞き返したら。
「しゃあないな。
まあそれで妥協したるわ」
私の髪をぐしゃぐしゃにして。
不意に、顔が傾いた。
下から覗き込むようにして。
ずっとキスして欲しいと思ってたけど、
課長が至近距離で、
止まったまんまで見つめてるから。
やっぱり、緊張で壊れそう。
「なあ・・・
キスは？」
えっ？
私から？
そんな・・・
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如月梦【ゆめ】(プロフ) - 面白いです！続きお願いします！ (2017年7月16日 17時) (
レス) id: 077df6fe8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2017年7月16日 10時
