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そこに大倉から電話がかかってきた。

もうマンションにおるって言う。


電話切ってから。


「大倉が遊びに来るって。
ちょうどええわ。
ちゃんと彼女として、紹介する」


Aにそう言うたら。


「はい」


嬉しそうにはにかんだ。


やっぱ、誰でもええん?

大倉と会わせたら・・・


あかん。

もうすでに嫉妬してる。









帰ってすぐ。


大倉が部屋にやって来た。


「亮ちゃん、ほんまにやるで?」


二人きりになったキッチンで確認される。


「うん。
試したい」


本性を暴いて・・・

捨てる。


それでもう終わりや。


「俺ちょっと、飲み物買いに行ってくる。
A、大倉の相手しとって」


「えっ・・・ はい」


戸惑った顔してみせたけど、
すぐにうなづいた。


チャンスやって考えた?


本音を知るのがこんなに怖い。


コンビニで飲み物買うて。

しばらく立ち読み。


どれぐらい経ってから帰れば、
あいつが本性見せるかな。


もうええ?


気になって、気になって。


いてもたってもおられへんねん。


なんで俺、こんなに遠い店に来てもうてんやろ。




大倉、Aみたいコ、タイプなんちゃう?


急に不安になってきた。

ほんまに手ぇ出せへんよな?

フリだけやんな?


あいつ、女に困ってへんし。

大丈夫や。

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如月梦【ゆめ】(プロフ) - 面白いです!続きお願いします! (2017年7月16日 17時) (レス) id: 077df6fe8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:fool x他1人 | 作成日時:2017年7月16日 10時

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