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中島健人side
メンバーのいる部屋へ戻ると菊池から軽い調子で尋ねられる。
「えなに、中島、彼女気になってんの？ガチなやつ？」
「そんなんじゃないけど、なんかあの子俺らのファンぽくね？」
「そうなの？
でもめっちゃお茶断られてんじゃん」
アイドルたるものこうあるべきと、ぐうの音も出ない盛大な正論で断られたのがおかしかったのか、
菊池がくすくす笑いながら言う。
「俺らのこと好きならホイホイついてきそうだけど？仕事してる感じも淡々としてたし」
「今日はな。
でもこの前採寸してもらった時は照れながら、でもそれを隠す様にやってくれてて、こっち意識してるのバレバレでさ。
それ見たらちょっと気になって、ファンだよね？って聞いてみたんだけど頑なに違うって言うんだよ。」
「じゃあ違うんじゃん？
中島はかっこいいから女子は照れるんだよ」
ひゅーひゅーと言わんばかりのからかいの声色だ。
からかって満足したのかこの話はこれで終わりだと菊池は手元の雑誌に視線を落とす。
「からかうなよ」
ぐーぱんを軽く菊池の肩に食らわす。
「それはこっちのセリフだって。
あんま芸能人に慣れてない女の子からかうなよ。
自分らが相手にどう影響与えるか考えねーと」
核心をつく事を雑誌をパラパラめくりながら軽い調子で言ってのける菊池を見つめ、俺は彼の隣にどかっと腰掛け天井を仰いだ。
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にこ(プロフ) - risaさん» コメントありがとうございます。更新のペースはゆっくりになるかと思いますが頑張ります！引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです♡ (2021年9月24日 14時) (
レス) id: c73915c859 (このIDを非表示/違反報告)
risa(プロフ) - ドキドキしながら読ませていただきました♡ これからの展開が楽しみです！更新楽しみにしています！ (2021年9月23日 18時) (レス) id: fe924e0240 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ
| 作成日時：2021年9月18日 9時
