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廊下に出るとひんやりとした空気が心地よかった。
「今日はわざわざ来てくれてありがとうございました。
抜ける時間がなかったからほんとに助かった。
普通は出張でこういうことやってないんでしょ?」
ビルのエレベーターが来るのを待ちながら、彼が話しかけてきた。
「そうですね、基本は店で対応してます。
でも全然気にしないで下さい。
テレビ局なんてなかなか来ることないですし、いい経験でした。」
「そっかーありがとう」
「いえいえ」
会話が終わる。
ポーンと音が鳴りエレベーターの扉が開く。
すでに数人を乗せたエレベーターに無言のまま乗り込んだ。
エレベーターのフロア表示を眺めながら、今、この瞬間、中島健人と肩を並べてエレベーターに乗っているのがとても奇妙でありえないことのように思えてきた。
そしてさっきの誘いの真意はなんだったのだろうか。
一人で考えても答えの出ないことを考えてしまう。
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にこ(プロフ) - risaさん» コメントありがとうございます。更新のペースはゆっくりになるかと思いますが頑張ります!引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです♡ (2021年9月24日 14時) (レス) id: c73915c859 (このIDを非表示/違反報告)
risa(プロフ) - ドキドキしながら読ませていただきました♡ これからの展開が楽しみです!更新楽しみにしています! (2021年9月23日 18時) (レス) id: fe924e0240 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にこ | 作成日時:2021年9月18日 9時