Dr.じゃんぷ×Pt.じゃんぷ そのに。

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side:Kei

ライトを当てて傷をよく見ると、深くはないけどそこそこ大きな範囲を擦り剥いていてすぐに消毒した方が良さそう。


破傷風とか怖いからね、、でもまずその前に泥も砂も着いちゃってるから生食で落とさないと。消毒は滲みるだろうなぁ。


慧「仰向けになって足だけ伸ばしててね、汚れ落としていくけど痛かったら教えて？」


圭人「…うん、」


傷口から遠いところから洗浄していって、様子を見ながら綺麗にしていく。体液に近い成分だから生食はそんなに滲みないかな、今のところ問題なさそう。


慧「よし、じゃあ次消毒してくね。ちょっと痛いかなぁ〜…」


「痛くないよ」なんて嘘は通用しないからね、笑
頑張って貰わないといけない時にはちゃんと声掛けしないと。


圭人「いっ…んんーったい…！泣」


慧「痛いねー…もうちょっとだからね、」


可哀想だけど、消毒はきちんとしておかないといけないし…。じゃないと後が怖い。手元に集中してなるべく負担が掛からないように、、


圭人「んっ…ぐす…っ泣」


慧「……はいっ、消毒終わり。あとガーゼと包帯巻くだけね、頑張った頑張った。」


動かないで耐えてくれた圭人の頭を撫でて、ティッシュを手渡す。


傷の処置が終わる頃には泣き止んでいて、違和感もないみたいで一安心。あとは足首も気になるかなー…


慧「じゃあレントゲン撮ろっか。多分膝の方が痛くて気付いてないと思うけど、こっち力入らないでしょ。」


圭人「え、……ほんとだ、、」


慧「うん、ちょっと見ておきたいからさ。車椅子で移動しよっか。」



　

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