Dr.じゃんぷ×Pt.じゃんぷ そのに。

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side:Kei


慧「あと10秒だけね、いーち、にー……」


侑李「…んんーっ…い…っはい…！泣」


大貴「頑張れ頑張れ、もう終わるよ〜、」


慧「はーち…きゅう…、」


侑李「やぁ…んーっ……！泣」


もう顔は涙でぐしゃぐしゃで、山田と繋いでいる手も強く握り締められている。


慧「…はいっ、お終い！あとお薬詰めて終わり。もう痛くないからね。」


その後は素早く処置を終わらせて噛み合わせをチェックして…。漸く治療を終えた頃にはもう夕方になり掛けていた。


慧「お疲れ様、よく頑張りましたぁ〜。」


ユニットを起こして頭を撫でてあげると、安心したのかやっと泣き止んだと思ったのにまたぽろぽろと涙を零し始めた。


大貴「いっぱい頑張ったもんなぁ、もう我慢しないでいいよ。」


涼介「今日はたくさん甘えな？あ、そうだ。この後ご飯作りに行ってあげよっか、」


山田がそう言うと、俺に抱き付いてぐずぐずしてた知念がぱっと顔を上げる。


侑李「…いいの、？」


涼介「もちろん！知念のためなら俺頑張っちゃうよ？」


慧「じゃあ俺も行こ〜！山田の手料理とか超楽しみ。」


大貴「えっじゃあ俺も行くー！」


涼介「2人はお呼びじゃないんですけど〜。…ま、いっか。今日はちぃちゃんの好きなもの作ろうねぇ〜。」


その日の知念の家のテーブルにはそれはもう乗り切らないくらいの豪華なご飯が並んだことは言うまでもなく、笑


痛くなる前に、これからはちゃんと定期検診しなきゃね。


fin.

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