Dr.じゃんぷ×Pt.じゃんぷ そのに。

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side:Kei

慧「…はぁ…っ、」


侑李「…伊野ちゃん？どしたの、疲れた？」


レッスンが再開してすぐ、他のメンバーがまだ余裕のある中もう息が上がってきて、視界もぼやけてきて…


隣で踊ってた知念も流石に異変に気付いたのか、小声で話しかけてきた。


慧「ん…はぁ、大丈夫…。」


そう言いながらも身体はもう付いて行かなくて、その場に蹲み込んでしまった。


侑李「え、ちょっと…宏太！こっち来て！伊野ちゃんが…。」


ダンスに集中してこっちに気付かなかったメンバーも知念の声で中断して、周りに集まってくるのがわかる。


…けど、もう顔を上げる余裕も無くて。ひたすら浅い呼吸を繰り返す。


宏太「ごめん、ちょっとそこ通して。伊野尾ー、声聴こえる？ゆっくり深呼吸しようなぁ。」


慧「ん…、」


なんとか薮の指示通り深呼吸をしているとさっきより楽になった気がした。


宏太「身体熱っつ…このまま病院連れてくわ。光、悪いけどここ任せていい？」


光「こっちは大丈夫。あと落ち着いたら連絡して？」


宏太「ん、わかった。…よいしょ、っと…。」


そんな声が聞こえてきたのを最後に、だんだん意識が遠くなってきて目を瞑った。

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