Dr.じゃんぷ×Pt.じゃんぷ そのに。

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side:Ryosuke


雄也「力抜いて？目閉じてな、すぐ終わるから。よしっ、ちょっと我慢してねー、、」


抑えられて動けないから、諦めてぎゅっと目を瞑ると一瞬痛みが走って腕を引きそうになる。


涼介「いっ…！んん、やぁ…っ泣」


雄也「…ん、終わり。頑張ったな、偉い偉い。」


わしゃわしゃ頭を撫でてくれるけど、普通に痛かったし！雄也なんてもう知らないもん。


涼介「……。」


雄也「え、無視？笑 そっかー、残念。せっかく頑張ったご褒美あげようと思ったのになぁ〜。」


…え？何それ、そんなの初耳なんだけど。……あ！


涼介「それ…！」


雄也「うん、前に山田が食べたがってたやつ。この前有岡くんとロケ行ったら見つけてさ、今日渡そうと思って持って来てたんだけど。…要らない？笑」


雄也が手にしてるビニール袋から出されたのは、雑誌で見てた出荷数の限られてる限定品のイチゴ。人気でなかなか手に入らないはずなのに。


涼介「いる…。」


雄也「ん、じゃあ冷蔵庫に入れておくから。治ったら食べな？ちゃんと安静にしてれば明日には熱下がると思うし、ね。」


…悔しいけど本当、雄也のこういう所には敵わない。俺が女の子だったら惚れてるもん。笑


言われた通り次の日の朝にはすっかり良くなっていて、無事に仕事を終えお待ちかねのご褒美タイム。


涼介「ん〜…あっま、！」


真っ赤に熟れたいちごは独り占めしちゃうのがちょっと勿体ないくらい美味しい。後でちゃんと雄也にお礼のメールしなきゃ。


あー、元気で好きなもの美味しく食べられるのって幸せ…！


fin.

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