Dr.じゃんぷ×Pt.じゃんぷ そのに。

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side:Yuri


涼介がベッドに寝るように言うけど、その奥で宏太が何か準備してたの見ちゃったもん。


侑李「いや…っ泣」


涼介「んー、でもずっと気持ち悪いの嫌じゃない？吐いちゃうのも、我慢するのもしんどいでしょ？」


そうだけど…、、


涼介の言葉にちょっと揺らいでいるとまた気持ち悪くなってきて、目の前の伊野ちゃんに目で必死にアピールする。


慧「ん？…あっ、これね。よしよし…うーん、やっぱりちょっと頑張って治して貰おう？」


侑李「…げほっ…はぁ、、ん…泣、」


流石にこれだけ吐き気が止まらないと体力的にもしんどいし、正直もう抵抗する気力もそんなに無い。


全身が怠くてフラフラするのを支えてもらって何とかベッドに横になった。


涼介「消毒するね、ちょっと冷たいよ〜。」


侑李「…っ」


座っているよりはほんの少し身体は楽だけど、その分これから点滴される方の腕に意識が行っちゃってドキドキする。


嫌だなぁ…痛いよね…、


大貴「…ちねん、こっち向いてよっか？ほら、薮ちゃんと伊野ちゃんもいるし。」


涼介の手元をずっと見ていると、大貴がそう言いながら反対の手をぎゅっと握ってきた。


慧「大丈夫大丈夫、山田めっちゃ上手だから。…なっ山田？」


涼介「プレッシャーかけないでよ、笑ちょっと動かないでね〜……はい、終わりっ！」


宏太「おっ、泣かないでできたじゃん、偉いなぁ〜」


侑李「…そんなに子供じゃないもん、、」


なんて、本当は怖くて仕方なかったけど…笑


それから暫くして、点滴の効果もあって数時間後には吐き気は大分良くなっていた。


それでも「心配だから」って心配性な伊野ちゃんと大貴は今日も泊まっていってくれて。笑


元気になったら今度は僕もゲーム混ぜて貰おうっと。


fin.

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