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渡｢……ふはっ、うん、合格かな｣
｢………は？｣
渡｢気にしないで、今の話。ふっかの弱みに漬け込んでこの家住んでんのかと思ったけど……よかった、Aちゃんで｣
さっきと全然違う表情で
私に優しく微笑むから
怖くて仕方がない。
早く帰ってきてたつやくん…
渡｢まあ、いずれいつかは知ることになるんだろうけど、ふっかを救えんのはAちゃんかもしれないね｣
｢……救えるってなんですか。｣
渡｢知りたい？｣
｢元カノさんのお話ですか｣
渡｢あ、ふっかからもう聞いた？｣
聞いてるわけないよ。
話してくれないもん。
その領域に入ったら捨てられるの分かってるから聞けないし。
｢………いえ、態度で分かります｣
渡｢へ〜！あいつ結構隠すの上手なのに！｣
｢たつ、って呼んでたんですよね元カノさんは｣
渡｢うん、それで？Aちゃんは何に傷ついてんの？｣
…………傷ついてる？
たつやくんのことで傷ついてる私がいる？
渡｢好きなの？｣
｢わ……たし…は、私…には、好きな人がいて…｣
渡｢うん｣
｢色々あって最近………自 殺、しようとしたんです｣
渡｢……………海で？｣
｢海で。…たつやくんから聞いたんですね｣
渡｢ふっか海苦手なの知ってた？｣
｢え、｣
渡｢あいつ小さい頃のトラウマで海嫌いなんだよ｣
たつやくん、海嫌いなのに助けてくれたの…？
見ず知らずの私を助けてくれた。
どこまでかっこいいんだろう…
渡｢まあそんなことはどうでもいいとして。ふっかは自 殺しようとしてたとか知ってんの？｣
｢知らないはずです。気づいた人以外誰にも言ってませんから｣
どうしたらこんなにスラスラと言えるんだろう。
翔太くん、苦手だけど
話しやすい人なのかなあ。
実は多分たつやくんを思ってこうやって話してくれてるんだろうし、
さっきのもたつやくんに悪い人がついてないか試すための事だって分かってるんだけど……
渡｢Aちゃん、ふっかを救ってあげて欲しい｣
｢ちょっ｣
渡｢ふっかが毎日色がないように生きてるのが俺としても辛いんだ｣
｢翔太くん……｣
頭を深く下げてお願いしてくる翔太くん、本当に本当にたつやくんのことが好きなんだ。
渡｢俺にはどうにもできなかったから……｣
顔を上げた翔太くんの目が揺るぎなくて、泣きそうになった。
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あいぽよ(プロフ) - このお話大好きすぎて３周目です！！！ (5月11日 22時) (
レス) id: 1e7824982f (このIDを非表示/違反報告)
a - 低評価つけさせていただきました。 (2021年10月4日 11時) (レス) @page50 id: 1bddb6d527 (このIDを非表示/違反報告)
たぁゆぅ(プロフ) - みんとさん» みんと様〜！！だいっすきですよ！！！ありがとうございます♪かなり遅いですがよろしくお願いします(≧▽≦) (2020年12月12日 16時) (レス) id: 226358b0ec (このIDを非表示/違反報告)
みんと - たぁゆぅさん» こちらこそ遅くなりました…あ、あのたぁゆぅさんにだ、大好き、だと！？(すみません情緒不安定です)めっっちゃくちゃ嬉しい！！こちらこそです！続編、楽しみにしています！！これからもよろしくお願いします！！ (2020年12月10日 18時) (レス) id: 117f5f4d5e (このIDを非表示/違反報告)
たぁゆぅ(プロフ) - みんとさん» お返事遅くなってしまい申し訳ありません(><)みんと様お久しぶりです…！！2週目嬉しいです(；＿；)続編の方も完成次第投稿致しますのでよろしくお願いします( ´∀` )いつもありがとうございます！だいすきです(≧▽≦) (2020年11月27日 10時) (レス) id: 226358b0ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぁゆぅ
| 作成日時：2020年4月17日 12時
