_____ ２５ ページ25
.
岩｢その人って｣
｢助けてくれた人。たつやくんって言います｣
深｢いやあ、結婚の挨拶みたいじゃない？｣
｢うるさい、ちょっとブサイク｣
深｢だからそのさっきからちょっとブサイクってなに！？｣
｢うそ、かっこいい｣
深｢はいもうAの事は信じません。知りません。｣
｢ごめんね、許して｣
深｢ゆるす｣
ちょろいな〜！って笑ったらたつやくんがスッと前に出てひかるくんの目を見た。
岩｢…A、｣
わたしが笑わなくなったこと1番気にしてたのはひかるくんで、その理由も知ってるはず。
だから思いっきり安心した顔で私を見てるのが嬉しい、のに辛い。
岩｢今からどうすんの？こっち帰ってくんの？｣
深｢いえ、僕の家でお預かり致します｣
岩｢……は、いやいや。いくら助けて貰った人って言っても男ん家は｣
深｢大丈夫ですよ、な？A｣
過保護に育ててきてくれたひかるくんが怒ってる。
どん底で溺れかけてた私を救ってくれたのはたつやくんなんだよ。
ね、大丈夫でしょ。
久しぶりに信じられるって思えた人なの。
｢……たつやくんは、ステキな人だから｣
大丈夫だよ。
｢ひかるくん｣
………なんて顔してるの。
ひかるくん離れを頑張ってしてる私を見守って欲しいの。
｢私、荷物まとめたの｣
岩｢A…｣
｢ひかるくん、また今度決まったら教えてね。まってる｣
＿＿＿＿＿＿ 待ってる。
私の最後の待ってる。
それが終わったらもうわたしひかるくんを待つのをやめる。
大好きで大好きで仕方がないひかるくんにサヨナラをするから
だから、私が後悔のないような送り方をして欲しい。
岩｢Aを傷つけるようなマネしたら許さないっすから｣
深｢……………(にこ)｣
にこ、って聞こえた気がした。
え、気のせいかな。
目が笑ってない微笑みを浮かべ
頭を下げたたつやくんが｢行こう｣って前を進んだ。
｢じゃあ、またね｣
岩｢たまには俺とも遊べよ！！｣
ひかるくん、寂しそうだったな。
わたし、ちゃんと笑顔作ることできてたかな。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4409人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あいぽよ(プロフ) - このお話大好きすぎて３周目です！！！ (5月11日 22時) (
レス) id: 1e7824982f (このIDを非表示/違反報告)
a - 低評価つけさせていただきました。 (2021年10月4日 11時) (レス) @page50 id: 1bddb6d527 (このIDを非表示/違反報告)
たぁゆぅ(プロフ) - みんとさん» みんと様〜！！だいっすきですよ！！！ありがとうございます♪かなり遅いですがよろしくお願いします(≧▽≦) (2020年12月12日 16時) (レス) id: 226358b0ec (このIDを非表示/違反報告)
みんと - たぁゆぅさん» こちらこそ遅くなりました…あ、あのたぁゆぅさんにだ、大好き、だと！？(すみません情緒不安定です)めっっちゃくちゃ嬉しい！！こちらこそです！続編、楽しみにしています！！これからもよろしくお願いします！！ (2020年12月10日 18時) (レス) id: 117f5f4d5e (このIDを非表示/違反報告)
たぁゆぅ(プロフ) - みんとさん» お返事遅くなってしまい申し訳ありません(><)みんと様お久しぶりです…！！2週目嬉しいです(；＿；)続編の方も完成次第投稿致しますのでよろしくお願いします( ´∀` )いつもありがとうございます！だいすきです(≧▽≦) (2020年11月27日 10時) (レス) id: 226358b0ec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たぁゆぅ
| 作成日時：2020年4月17日 12時
