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もうすぐ家だね、なんで言ってまだ繋いだままの手。
楽しかったね、
ペンギンが可愛かった、
あのくだりまた掘り返す！？、って
言いながら笑ってた。
深｢だからあん時は…｣
私たつやくんばっかり見てたから気にしてなかったの。
急に前を見て言葉を詰まらせたたつやくんが立ち止まるから
｢え……なに…｣
たつやくんの目線の先、追ってみたら
そこにはついこの間も見た朱里さんがいた。
私も息が詰まる。
｢……たつやくん｣
その声に振り返った朱里さんが私たちに気づいてこっちへ向いた瞬間、バッと手を離された。
…………あ、そうだよね。
だって、たつやくんにとっては私は朱里さんの………
『たつ…』
会いに来たはずの朱里さんの顔はまるで
まさか会うとは思ってなかったような。
深｢………朱里、｣
朱里さんが驚いた顔で一歩下がった。
深｢は……なにしてんの｣
『………ごめ』
深｢ごめんじゃなくて！！！｣
『……ごめん…！！』
深｢朱里！！！！！｣
朱里さんがそれだけ言って走っていく。
荷物をそっちのけで追いかけようとするたつやくんの後ろ姿しか見えないからどんな表情してるのかは全く分かんないけど……
多分見たことの無いような表情してるんだろうな。
朱里さんを追いかけるたつやくんが足を止めた。
｢……た、つや……くん｣
腕をそっと掴んだら顔に魂がないようにただただ朱里さんを見つめる。
我に返ったときには私の手をそっと振り払って荷物を持ち直して中に入ってった。
……私のことなんて見向きもしなかった。
たつやくんの聞いたことの無い必死な声が頭の中でずっと…ずっとリピートされて……
あんな顔初めて見た
あんな声初めて聞いた
やっぱりたつやくんを動かせるのは朱里さんしかいなくて、
たまに何考えてるのかわかんない時があるけど、
分かりやすく行動に移したり表現したりする相手は朱里さんだけだってこと。
翔太くん、前にたつやくんを救えるのは私かもしれないって言ったよね？
それは違うよ。
あんな顔みたら私じゃないって一発でわかるもん。
朱里さんは何をしに来たんだろう。
だって、やっとたつやくんに会えたのに
朱里さんの考えてることが全く分かんない。
たつやくんもなんであの時足止めちゃったの？
そのまま追いかければ男の人の運動神経には勝てないはずだよ。
それを分かってるはずなのに……
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たぁゆぅ(プロフ) - ちーちゃんさん» 今たぁゆぅは他担狩りをたつやくんの代わりにやっておりまして！！(やめろ)嬉しいです！！ありがとうございます(≧▽≦)(≧▽≦) (2020年5月4日 10時) (
レス) id: ae0830611b (このIDを非表示/違反報告)
ちーちゃん(プロフ) - 渡辺担なのにふっかに惹かれる〜〜〜！！！！滅茶苦茶きゅんきゅんしてドキドキしながら読んでます！ (2020年5月3日 17時) (レス) id: d8fec38979 (このIDを非表示/違反報告)
たぁゆぅ(プロフ) - bye2pushikoさん» うわああありがとうございます(；＿；)たつやくん思わせぶり………なおしてほしい………(黙) (2020年5月2日 12時) (レス) id: ae0830611b (このIDを非表示/違反報告)
bye2pushiko(プロフ) - ふっかの行動ひとつで胸がギュッと締め付けられる小説で、ドンドン引き込まれます。 (2020年5月2日 1時) (レス) id: 55aa7b1106 (このIDを非表示/違反報告)
たぁゆぅ(プロフ) - まゆさん» わわわ！ありがとうございます(；＿；)ハッピーエンドになるとができるように願っていてください(*´∀｀)ありがとうございます！頑張ります(>_<) (2020年4月29日 11時) (レス) id: ae0830611b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぁゆぅ
| 作成日時：2020年4月26日 10時
