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「いやだ…俺は、お姉さんと一緒がいい」
小芭内のその言葉に私は目を大きく見開いた
私から離れようとしない小芭内の頭に優しく手を乗せ、微笑みながらこう告げる
「…君は幸せに、鬼とは程遠い所で死ぬまで暮らすべきなの
鬼のことを忘れろとは言わない。いや、忘れたくても絶対に忘れられない。君の人生をめちゃくちゃにしたのは鬼だから」
“ だからこそ、小芭内 “
私はそう言いながら小芭内を無理やり引き剥がし、彼の肩に手を置き視線を合わせた
そして、肩に置いている手に力を込めながらこう言う
「私の所に居ては駄目
鬼と毎日顔を合わせる私といては
私が名前を教えなかったのは、私を忘れて欲しいから。
私という存在を君の中に残したくなかったから。」
小芭内が里親の、師範の元へ行きやすいように
少しでも
小芭内の中で私は、たまたま任務にやって来た剣士でいい。それでいいんだ。
そうやって頭の中から、記憶から薄れていけばいい
私は小芭内の肩から手を離す
すると小芭内は私の袖を握り、小さな声でこう言った。
「……俺が、屑だから?屑じゃなければ、一緒にいてくれた?」
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彩豊(プロフ) - こんにちは!凄くおもしろかったです!これからどんな展開になるか気になります_:(´ཀ`」 ∠):更新頑張ってください!応援してます☆彡 (2022年10月19日 6時) (レス) @page49 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
りと - めっちゃ好きです♥更新頑張ってください!! (2022年1月24日 21時) (レス) id: 2ccb8f6bcc (このIDを非表示/違反報告)
狐(プロフ) - こんばんは!とても続きが気になり、どうなるんだろうととてもわくわくする面白い作品ですね!続きが読みたいです! (2021年9月29日 0時) (レス) @page49 id: 917c4d3c4b (このIDを非表示/違反報告)
チハル(プロフ) - 続編も楽しみにしてます (2021年9月22日 18時) (レス) @page49 id: e4687a0a1e (このIDを非表示/違反報告)
love - こっっ、こんにちは!すっっっ、好きです!(唐突)更新頑張ってください! (2021年9月21日 16時) (レス) @page48 id: b68826d87c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コンペーと | 作成日時:2019年12月27日 0時