ONE to SEVEN

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赤side




淳太と照史のおかげで、


今は甘えてもいいかって思えた。





また上がってもうた熱も、


なんでやねんってイライラが小さくなった。







神ちゃんにあーんしてもらったのも、



恥ずかしいけど嬉しくて。




食欲ないのに自然と食べれた。






また来てくれたはまちゃんにも、



申し訳なさより嬉しさを感じた。








でも、せっかく作ってくれたご飯を



戻してしまったんは悔しくて。





　「…ごめっ、かみちゃ…」



別に泣きたいなんて思ってないけど、




大丈夫大丈夫って頭を撫でてくれる神ちゃんに、






涙が止まらん。





緑「も〜、泣かへんの。

　 気にすることちゃうよ？」



　「っでも、…ふぁっ」



緑「ごはんなんていつでも作ったるやん。

　 無理させてもうてごめんな？」



神ちゃんが、俺を抱きしめてくれてる。



安心する匂いと、ちょっと懐かしい感じがする。




　「また、作って…？」



緑「もちろん。

　 でも、元気になってからな？」




　「ん…、わかった。」



緑「ん、じゃあもう泣かへんよ？」





俺たちがひと段落ついたのを

見計らって来てくれたのか、



いいタイミングではまちゃんが来た。




緑「しげちょっと、お顔拭くで？」



紫「お顔拭けたら、お布団いこか〜」





なんか全部任せっきりやけど、



みんなが俺に優しくて嬉しい。




いつもやったら、俺年上でもあるし、


しっかりせなあかん部分もある。



気まわしてやらなあかんこともある。





でも今はなーんも考えずに甘えられる。



なんか幸せやなあ。

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