ONE to SEVEN

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黄side




昨日昼間からマメに、


みんなに連絡入れてくれてた照史。





やけど夜はなんも連絡がなくて、



みんな心配で通知の嵐。








もう寝たんかな、とか



しげ悪化して連絡どころじゃないんかな、とか





俺も色々気になってしまって中々寝付けなかった。







朝の照史からのメッセージに、



みんな待機してたかのように一気に返事してる。






それに紛れても嫌やし、


照史に個人でメッセージ。






連絡なしに寝てもうてたなんて、


疲れてるんやろうな…。





しげはまだ熱あるみたいやし、


テキトーに来てと言われても…




もう今からいこかな。



ささっと準備して車に乗り込むと、



照史から連絡。




橙『淳太くん、やっぱはよきて笑』





え、なんやろ…。



文面的に、大したことではなさそうやけど。





　『今家でた。』


気になるんは気になるし、


ちょっと飛ばしめで向かう。









しげの家は案外近くて、


15分ほどで着いた。




　「もしもし、俺やけど。着いたで？」




橙「ごめんごめん！今開ける！」




思ってたより早かったのか驚いてる。




　「おはよう、昨日からありがとうな。」



橙「全然、来てくれてありがとう！」



　「うん、しげは？」





橙「寝室やねんけど…」



と照史が困り顔で話し始めたのは、



しげの気持ちが不安定であるということ。






昨日は少し甘えたり、頼ったりもしてたみたい。



やのに今日起きたら急に、帰れと突き放されたそう。






今も、強がって帰れ帰れうるさいねんて笑




それが、はよきてって言われた理由か…




　「しげ〜、調子どう？」



赤「…じゅんた、なんで来たん…」





熱ありますって顔でそんなん言われても、


なんも効果ない。




ふわっと頭を撫でながら、



　「さあ、なんでやろな？

　 なんでやと思う？」




と聞く、知らん。と向こう向かれてしまった。





この感じ、ちょっと嫌な予感。





長い戦いになりそうな…


そんな気がする。

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