ONE to SEVEN

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赤side


紫「ベッドまでがんばろな。」



そう言って支えてくれるはまちゃん。


もう、ほとんどの体重ははまちゃんに預けてる。


申し訳ないと思いながらも、張っていた気が一気に緩んで身体も気持ちも限界。



　「ありがと。も…寝る…」



きっと熱のせいであろうふわふわした感じと、


頭が割れてしまいそうな頭痛。


顔は暑くて燃えてるみたい…。




紫「んー、熱上がってそうやね。

　 寝ときな、なんも考えんでええからな。」


遠く聞こえる声に、安心する。




ちょっとすると、頭がひんやりしてきた。


はまちゃんがなんかしてくれたんやな。


気持ちよくて、気づいたら寝てた。









紫「しげ！！1回起きれるか？」


　「ん…、なにはまちゃ…。」


急にでっかい声出すから、びっくりした。


なんか、みんなに見放される夢を見たような…



段々と夢の内容が鮮明になってきて、一気に不安になる。


みんな、俺がセンターで呆れてる…？


　「は、まちゃ、、んん…」


紫「しんどいなあ。ゆっくり喋りよ？

　 しげ、めっちゃうなされとったけど怖い夢でもみたか？」



　「ん、、多分。」


紫「なんや多分って。」


ハハって笑って、頭を撫でられる。



紫「明日、お仕事どうする？」


わざわざ、寝てる俺に目線を合わせて話してくれる。


はまちゃんの優しさに、甘えてしまいそう。



でも、はまちゃんに呆れられたくない。


ちゃんと、仕事しないと。


だって俺センターやし。



色んな人に迷惑かけてまう。


　「明日、仕事行く。

　 はまちゃん、薬くれへん？」



本当は、はまちゃんに色々聞いてほしい。


監督に言われたこと。


俺が思ってること。



でも、ここで頼ってしまえば今までと変わらん。


それじゃあかんから。

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