３０滴 ページ31
蝶屋敷を出てから、杏寿郎とAは街へ寄っていた。
Aは日傘を差し、物珍しそうに辺りをキョロキョロしながら歩いてる。
杏寿郎「こういう場所は初めてか？」
『うん…、いっぱい人がいる。
何もされない……？』
杏寿郎「大丈夫だ！ それに俺がいる！！
見たいものがあれば見ると良い！」
するとAは精肉店へと駆け寄って行く。
……生肉がある。
元のカタチがないから分かりにくいけど…
………何この赤いお肉。
牛………？
ってどんなやつ…？
気になる…
やっぱりたまには生肉食べたい…
………これ、どうやったら貰えるの…？
お金を支払い、物を買うと言うことを知らないAは
牛肉を見ながら首をかしげる。
杏寿郎「どうした？ 牛肉が食いたいのか？
今夜、牛鍋にでもするか？」
『ん、これ牛肉…って言うの？ 食べてみたい…！！』
杏寿郎「うむ、分かった！
御主人！ この牛鍋用の肉を３キロ貰おう！！」
牛肉を買い終わり、買い物を続けようと歩こうとするがAの視線は牛肉から離れない。
杏寿郎「帰ったら食わせてやるから、行くぞ！」
『…？！ い、今じゃないの？！！
……そっか………』
あからさまにしょぼんとするAを見る杏寿郎は、ふとAとの会話を思い出した。
(ふむ、動物の生肉を食うと言っていたな。
…そうか、
しかし……それは良くないな！)
杏寿郎「……人は生の肉を食わない。 だから今はダメだ、人目がある。 我慢してくれ！」
『…………うん…』
杏寿郎「…こら、そんな顔をするんじゃない…」
眉毛は垂れ下がり、さらにしょぼくれたAの顔を見て杏寿郎は溜め息をつき、Aの手を引いた。
杏寿郎「……仕方がない子だな、全く。
こっちにおいで」
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彩豊(プロフ) - こんにちは！凄くおもしろかったです！これからどんな展開になるか気になります_:(´ཀ`」 ∠):作者様の無理ないよう、更新頑張ってください！応援してます☆彡 (2022年10月27日 19時) (
レス) @page50 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - 青白の狼さん» わぁ！可愛いって思って貰えて凄く嬉しいです(TT)✨優しい煉獄さん、最高ですよね…🤦❤️← (2021年11月19日 20時) (レス) id: 86a7064ea0 (このIDを非表示/違反報告)
青白の狼(プロフ) - 何このかわいい生き物(夢主)・・・尊っ。優しい煉獄さんに戻って、よしよししてあげて〜。 (2021年11月16日 13時) (レス) id: eebaad3e1e (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - 葵さん» こちらこそメチャクチャ嬉しいですー（Τ∀Τ)!!完結目指して頑張ります💪 (2021年11月15日 1時) (レス) id: 86a7064ea0 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 興味ほんいでみてみたんですけどメッチャクチャ良かったですw！これからも応援してます！ (2021年11月11日 23時) (レス) @page28 id: 6b19049b00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2021年11月4日 21時
