どえすな社長 。

＃５「ついに」 ページ6

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…ついに今日だ。




横で寝ているふっかを叩き起こす。


あ、男女がとなりで寝ててもやましいことはしてないんで安心を。






「ふっか！ふっか！！」




深澤「…ん…A…？なんでいんの？」




「んもー昨日のこと覚えてないの？(宅飲みしたこと)」




深澤「えまって…どこまでヤった？」




「は？どこまでもないわ。準備するからどいて。」





深澤「やっべ一線超えた…？」




「どこの線だそれは。とにかく布団からどいて！！」







寝ぼけているふっか。いっつもこうだ。




どこまで、とかやった、とかちょっと理解できないけど…ほっとけば治るよね。




朝ごはん担当はいつもわたしだ。



おつまみ作れないわたしは、朝ごはんを作る。(矛盾)






「はい、ハムエッグ」




深澤「あ、昨日宅飲みしたんだった」







ハムエッグを出したところで、ふっかが記憶を取り戻した。







「せーの」




深澤「いただきます」








橋を進めていると、今日のことを思い出す。




…１０時からだ。面接は。







「あーあー、初対面がこんなってなんだかなぁ」




深澤「えっ社長に会ったことないの」




「え、逆にあんの」




深澤「入社直後に会えるわ普通」




「まじで？」




深澤「嫌われてんじゃね」




「まじふっか黙れ」








でもどうしてわたしには会ってくれなかったんだ？




ほんとに嫌われてんのかな。ブスだから？






深澤「ん、でも気にすんなよ？」




「気にしてたらやってけねーわな」






ほんとは気にしつつもあるが、箸を進めて朝ごはんを平らげる。



ふっかも綺麗に完食してくれた。





皿洗いをしてくれている間、身支度をする。




ゆるーく、ゆるーく。いつも通り。百合さんに文句言われちゃ困ったもんだ。







いつもストレートに結んでる髪を下ろしてみる。





毛先だけ巻いてっと。






あ、やべ…気合い入れてるって思われるかな。大丈夫だよね？




化粧もチョチョっといつもよりうすーく。








深澤「お前今日がっつりメイク？」




「ファンデーションとリップしかしてないです。あと眉毛。」




深澤「お前眉毛ないもんな。眉毛無かったらヤマンバみたい」





「は、お前沈めるぞこの顔でか」







ふっかと言い合いをしたら準備はおーけー。



自転車にけつ、ぶっ飛ばして会社へレッツゴー！！！(よいこは真似するな)








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