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fk side
『チャーハンお待たせしましたー』
今日は照と一緒にバーで使うグラス類を見に行っていた。
その帰りにたまたま見つけた謎の中華屋。
お洒落な料理もいいけれど、たまに無性にこういうものが食べたくなるよなって話になって、2人で飯を食って帰ることにする。
舘さまの開発してるメニューにも、こういうの入れてもらおうかな…
さて、開店まであと少し。
俺はというと、今日みたいな備品の用意や諸々の届出に追われて、自分の畑であるはずの宣伝活動が十分に出来ていない。
そのことを康二に漏らすと、何やら秘策があるから任せてほしいなんて言っていたが…
そして、それ以上に気になるのが照だ。
「照、最近寝れてるか？顔色良くないぞ」
iw「メニュー開発、大詰めだからな。カクテル作りの練習もしたいし」
「6人分のカクテル作るなんて言っちゃって、無理してるんじゃないの」
iw「ああ、それは大丈夫。実は俺も前から考えてた事だから。本当はこっそりメニューに入れるだけって思ってたんだけど、こうなったら大っぴらにやるのもありかなって」
そう言って照は、何枚かのメモ書きを取り出した。
そこには、それぞれカクテルの名前とカクテル言葉に加えて、所狭しと数字が書かれていた。
iw「つくるカクテルはすぐに決まったんだけど、自分流のレシピをまとめるのに苦労しちゃって…でも、やっと完成しそうだ」
「へぇ、確かに、それぞれのキャラクターが出てる。これは人気メニューになる予感がするわ」
iw「だろ」
「俺は紫のこれでしょ？バイオレットギムレット。カクテル言葉は…何事も楽しめるセンスの塊の自由人、か」
iw「ふっかはいかにもB型人間だからな。いつもすごく自由だし、どんな苦境にも楽しんでぶつかって行ける。おかげで今があるよ」
「照れるなおい…これ、いつみんなに発表すんの？」
iw「開店前日、前夜祭やるって言ってたよな。その時に、発表と合わせてみんなに振る舞うよ」
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作者名：わかめ
| 作成日時：2020年1月15日 1時
