ねえ、ジュノン。

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「…」







なんでこう、目が離せないんだろう。





この人から来る威圧感からなのか、





見惚れてしまうような、綺麗な人だからなのか。








「ジュノンとお呼びください。俺は貴方を1番近くで護る使命があります」




「……ジュノン、」




「はい」








全ての動作が艶めかしい。




羨ましいなと思った。








「ねえ、ジュノン。」








貴方は本当に_______________









「ジュノンくん！」










襖の向こうから舜斗の声が聞こえた。





私たちは振り返る。









「レオくんにこっちは大丈夫って言ってる場合じゃなかった、もう」





「レオくんが大丈夫じゃなかったっすよ…レオくん大丈夫ー？」









ジュノンは一瞬呆れた顔をした。




舜斗が楽しそうにレオ、に話しかける。






襖の向こうから現れたのは、









「お前心配してないだろ、その感じ！」




「レオ、ご苦労」








レオ、と呼ばれるハーフっぽい端正な顔立ちをした男の人が、頬に傷を作っていた。









「…もしかして、お嬢でいらっしゃいますか？」





「え、あ、」





「遅れて申し訳ございません。苗字組、上村礼王と申します。レオ、と呼んでくれれば！」









そういって跪いたレオ、さんは




とても明るそうな人だと思った。










「お願い、します。…あの、大丈夫ですか」





「ああ、全然！相手にもならないくらいだったんですがね。」





「あっちが咄嗟に打ってきた弾がちょうど掠って」





「弾、？」





「お嬢を狙っている奴らから、銃で。」










ゾッとした。





私、本当に狙われているんだ。





私のせいで、レオ、さんは怪我をしたんだ。








堪えきれず表情に出た私に、レオ、さんは言った。

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