ねえ、ジュノン。

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「シュント何お嬢に抱きついてんだよ！」




「うるさ……レオくんか」




「レオおはよう」




「合意の上っぽいので何も言いません……」








飛び入ってきたレオがおちゃらけてみせた。




するとすぐに








「てかお嬢刺青入れるんですか？」




「うん、入れるよ」




「そっか……ついにですね」








レオは嬉しそうにうんうんと頷いた。








「あれ、ジュノン…セリナにお願いしてあんのかな」




「セリナ？」




「彫り師の人。俺らのもセリナさんがやってくれたんだよね」




「女の人で…珍しいね」








レオと舜斗が言うセリナさんはこの界隈では有名な女性の彫り師らしい。



この組にもお墨付きなのだそう。








「セリナにはさっき伝えておいた。お嬢、今日の夕方に行きましょうか」



「あ、さすがジュノンくん！仕事早ーい」



「…ありがとうジュノン」








ジュノンがスっと現れる。



今朝あんな事があったから少し気まずい。








「いいな〜、俺もセリナに会いたい」




「レオくんセリナさん大好きだもんね」




「あんな綺麗な人いないでしょ！」




「そうなの？早く見てみたい」




「めっちゃ綺麗ですよ！な、ジュノン」




「…そうか？」




「ジュノンくんほんと興味無いよね、そうゆうの」








ジュノンの反応が私にとって嬉しいのか複雑なのか分からないまま、時間が過ぎていった。

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