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そんな環境で
恋をするなんて無理な話。

縁談はいくらでもあるって父様は言ってたけど、
何も知らない人と夫婦になるなんて考えられなかった。




千鶴「何で今、こんな話をするか分かる?」

A「……分かんない」

千鶴「これからきっと、
新選組は大変な時期になると思ってる。
ここ最近のAは上の空で、
そんな状態だと、いつ的に背後を取られるか
分からないって思ったからだよ。
だからさっさと自覚してもらって、
一つでも悩みの種を減らして欲しいって思った。
私はどんな時でも、
誰がいようともAが一番大事なの。
Aにはちゃんと生きてもらって、
将来は好きな人と一緒になって
幸せになって欲しいって思ってる」




姉様に心配されるほど、
心ここにあらずって感じだったんだ…。

気付けば斎藤さんの姿を目で追ってる。

小さい事で喜んで、
小さい事で悲しくなる。

ふいに抱きしめられた時も、
もう少し、もう少しって思っちゃう。


そっか、これが恋なんだ…。


自分の気持ちに気付いた瞬間、
私の中に掛かっていた一つの霧が、
スーッと晴れていった。




A「姉様…。
私、斎藤さんが好き、だよ…」

千鶴「やっと自覚した?じゃあ…」

A「でも、私は言わない。
ずっと秘める事にする」

千鶴「何で!?」

A「今の私は気持ちは、
斎藤さんにとっては重荷だよ。
変若水を飲ませてしまったのも、
きっと、斎藤さんには重荷でしかない。
私は重荷になりたくなんかないもん。
重荷になるぐらいなら、
私はその気持ちを押し込めた方がマシだよ」

****→←102:自覚する気持ち



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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 斎藤さんと恋仲になって欲しいです。 (2020年5月24日 22時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まほろ | 作成日時:2019年9月19日 7時

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