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私は構える事もせず、
話をしてきた鬼に向かって駆け出した。




A「襲名は終わった。
頭領は私だ!何故狙う?何が目的だ!」

鬼1「目的?そんなものは一つ。お前の死だ!」

鬼2「お前が死ねば、
もう一人の生き残りは簡単に始末できるだろう」

A「姉様を傷つけさせはしない!」

沖田「Aちゃん。僕も参戦していいかな?」

A「はい、お願いします!
一緒に戦うのは初めてですね」




絶え間なく汗が流れる。
頭は働かない。

吐き気もあるけれど、
喉を動かして流し込んだ。




土方「何の騒ぎだ!」

A「来てはいけません!」

原田「A!お前、熱が!」

A「今はそんな事を言ってる場合ではありません!」

土方「そいつらは…っ!」

A「お願いがあります。
姉様を守ってください!」

沖田「土方さんに左之さん。
これは僕たちがどうにかしますよ。
だから千鶴ちゃんの所へ行って!
絶対にこっちには来ないように!」

土方「くそっ!原田、行くぞ!」

原田「え?お、おう…」




土方さんと原田さんをこの場から苦し、
私たちは目線を合わせて頷いた。




A「行きますよ!」




その掛け声と共に沖田さんも走り出す。

何人いるんだろう…。
数えるのも面倒臭い。

目の前に立ちはだかる鬼たちを二人で切り伏せていく。
私たちの周りは、赤い血の海へと化していった。


だけど、切り伏せる度に増える鬼。
何処から湧いてくるのかと疑問に思う程の数だ。


これでは、キリがない…。




A「沖田さん、鬼になれますか?」

沖田「鬼に?」

A「簡単に言ったら、
羅刹と同じような姿になる事です。
少し集中したら出来ると思うんですけど…」

沖田「うーん。
やった事がないから分からないけど、やってみるよ」




そう告げて、自分は先に鬼へと変化する。
鬼へと変化させれば、
普段より力も速さも格段に上がる。

今の所、そこまで強い鬼たちはいない。
それなら力を解放して、
一気に片付けるのが最善だと考えたんだ。


頭がボーッとしてるから、
それでいいのかは分からないけど…。


隣に立つ沖田さんを見れば何とか鬼になれたようで、
綺麗な茶色い髪は見る影もなく白髪に変わっていた。




A「何とかできましたね」

沖田「よし、行こうか!」

A「はい!」




先程とは違い、
一振りで複数の鬼たちが倒れていく。

二人で切り伏せていけば、
どんどん鬼たちは減って行った。

****→←85:壊れた人形



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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 斎藤さんと恋仲になって欲しいです。 (2020年5月24日 22時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まほろ | 作成日時:2019年9月19日 7時

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