大ヌナとオレ 17

会いたかった ページ8

イキナリ入ってきたオレを見て

キョトンとした顔のA。




不思議そうな顔で

オレを見つめると



｢うふふっ。ジュノだー｣




ペンペンをギュッと抱き締めたまま

嬉しそうに微笑んだ。





駆け寄って

思いっきり抱き締めようと思ってたのに。




あーーー、もう。

どんだけ飲んだんだよ？



お前、完全に酔っぱらってるだろ。笑。




ちょっと呆れながらも

オレを見つめて

嬉しそうに笑うAが愛しくて。





「うん。ただいま。笑」




Aに向かって

両腕を大きく広げると




「・・・ジュノっ！」




パタパタと走り寄ってきて

勢い良く飛び付いてきた

Aを抱き留めた。





うわうわっ、ちょっ・・


マジかーーーっ////




なにコレ、なにコレ。




そりゃ、ちょっとくらいは

期待してたけどさ。



まさか本とに

飛び付いてくるなんて。




・・はぁ。


ちょーーーー可愛いんだけど////




「オレに、会いたかったんだ？笑」




『会いたかった』って

Aの口から言わせたくて

わざと聞いたのに。




「・・ん。ジュノに、会いたかった」




そう答えながら

オレの頬に

自分の頬を擦り寄せると

首に回した腕に力を込めた。




はぁーーーー。

マジか////




可愛い、可愛い。

本っと、可愛い。



すっげぇ素直じゃんか。




そうか、そうか。



そんなに、オレに

会いたかったのか。笑




「うん。オレも･･･Aに会いたかった」




めちゃくちゃ、会いたくて

思いっきり抱き締めたくて


堪らなかったよ。




ぎゅうぅーーっと

Aを抱き締めた。





このまま

まだ抱き締めていたいけど

早くキスもしたくて。



そっと、Aを降ろすと

オレを見上げるA。




あーー、やっぱさーー。


Aも、キスしたいんだろ？

そうなんだろ？笑。





や、だから本とさー。


さっきから

いちいち可愛いすぎるんだって////




ニヤケ過ぎる顔を落ち着かせたくて

もう一度きつく胸に抱き込めた。

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