忘れもの ページ29
「ね・・・ジュノ。もう・・本とに、ヤメテ」
堪えきれないように振り返ったAを
きつく抱き締めた。
はぁーーーー。
これ以上は
オレの方が、ヤバい・・
「その気になっただろ。笑」
「なってないもん////」
「ウソつくなよ。続きは帰ってきてから、な。笑」
ー
「じゃあ、ジュノ。先に出るけど、気をつけて行ってきてね」
「着替えたんだ？笑」
「だって。ジュノが・・」
「オレが、なに？何かした？笑」
「いっぱい・・キスマーク付けるからでしょ////」
「もっと、いっぱい付けて欲しかった？笑」
言いながら
さっき付けたばかりのキスマークに
指先を這わせると
ピクンっと肩を震わせる。
・・くくくっ。
可愛いな。
ちょー敏感に
なっちゃってるじゃん。笑。
「あ。お前、大事なもの忘れてるぞ」
「えっ、なに？」
慌てて自分のバッグを
ゴソゴソし始めるA。
「違うよ。そうじゃなくて」
′ちょんちょん′って
自分のくちびるを
指先でタッチして見せると
「忘れ物って、それ？笑」
「何だよ。大事なものだろ？」
くちびるを尖らせるオレに
ちょっと呆れながらも
Aからの可愛いらしい口付け。
「////じゃあ、行ってくるね」
「ん。チャンソンに宜しく」
「あっ、そうだジュノ」
靴を履いたAが
何かを思い出したように
振り返った。
「んっ？」
「ちょっともう一回、屈んで？」
「なに？」
屈んだオレの首に腕を回すと
′チュパッ′っと音を立てて
くちびるにキスを落とした。
「続きは帰ってきてから、なんでしょ？笑」
「・・・うん////」
「じゃあ、いってきます。笑」
クスクスと笑いながら
ドアを閉めるAを見送ったけど。
ちょっ・・////
今の、なに・・？
チュパッってした////
チュパッって////
めちゃくちゃ可愛かったし。
しかも、なんか・・
色っぽい顔してた・・よな////
はあぁぁ////
だから、不意打ちは
ダメだって////
ふと鏡に映る、自分の緩みきった顔に
ハッとして
顔を戻したけど。
あ、グロス・・付いてる////
グロスの付いた
自分のくちびるを見ながら
′チュパッ′って音と
その後の
いつもと同じように
可愛いらしく笑ってるのに
どこか色気を含ませたような顔が
鮮明に思い出されて・・
ああ、ヤバい・・
また顔が、緩むじゃん////
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betty(プロフ) - はじめまして。最近ジュノの事が好きになりました。小説も楽しく読ませてもらってます。パスワードのついたものも読みたいので教えていただきたいです。よろしくお願いします。 (2022年8月31日 23時) (
レス) id: 50ca44feb6 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - なつ?さん» お久しぶりです(^-^)なかなか更新出来ず、申し訳ありません(>_<) (2019年11月18日 23時) (レス) id: cbcad80ac8 (このIDを非表示/違反報告)
なつ?(プロフ) - ずっと楽しく読ませていただいています。続き期待しています！ (2019年10月31日 20時) (レス) id: fc66c4ce63 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - はじめまして。すごく面白いので、全部読みたいです。パスワードを教えて頂きたいです。よろしくお願いします。 (2019年8月26日 16時) (レス) id: d52a303626 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - ももさん» お久しぶりです。長らくお待たせしてすみません(>_<)またボチボチ書き始めてますので、もう少しお待ちください(._.) (2019年6月26日 6時) (レス) id: cbcad80ac8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まろん
| 作成日時：2018年5月29日 3時
