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yg「理由を聞かせてほしい。
オレも全て話す。」
そう言ったユンギさんは、静かに私の手をとり、ソファに座らせた。
yg「最初に言っておくけど、オレはお前の事を忘れたことはねぇから」
そして、手を握ったまま、別れなければいけなかったいきさつを話してくれた。
yg「あの頃はまだまだオレも未熟で、お前とメンバーを守るには、別れるしか方法はねぇと思ってた。
口止めもされていたし、本当の理由も言えなくて。
別れよって話した時、涙ひとつこぼさねぇお前が、逆に痛々しくて…あんなやり方でしかお前を守れねぇ、弱い自分が情けなかった」
頬を涙がつたう
誠実なユンギさんからの突然の別れ話に、何か特別な理由があるんだと思ってはいたけど、まさか、こんな事があっただなんて
yg「それから、必死でさ……
お前を迎えにいくために、実力と力をつけた。
パン社長も、オレのために、プレディスを買い取ったようなもんだよ」
あぁ…なんて、この人はいいオトコなんだろう
私には勿体ないよ
yg「あ、ナムジュンが口滑らせて、オレたちの過去の恋愛が世間に、バレたのは、想定外だったけどな」
あ、笑った
たまに見せるこの笑い顔が、私、大好きなんだ
ボーっとその笑い顔を見てしまってたようで、突然、繋いだ手をギュッとされる
yg「で、次はお前の話。
また、オレが突然、別れるとか言うんじゃねえかとか、心配してんだったら、そんな、心配は無用だから。
今度は、二度とお前を手放さない」
彼の大きな両手で、私の手を優しく包み込み、私の大好きな低い声でゆっくり彼は言う
yg「もう一度、オレのオンナになってくれる?」
「ご…ごめ、ごめんなさい…うっ、ご…ごめ……ごめんなさい」
泣きたくないのに、涙が止まらない
こんな風に大事なところで、泣くようなオンナは嫌いな人だよね、、、
何も知らず、ユンギさんを裏切るような事をしていた私。
なんてヒドイ女なんだろう、私は……
yg「A…泣かなくていいから。
またオレのオンナになってくれねぇの?
オレが…イヤだ?
もう、オレを好きにはなれねぇ?
お願い……理由をきかせて」
泣き続ける私に、戸惑ってるのか、
切羽詰まったような、ユンギさん。
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みんと(プロフ) - ユウ様、ありがとうございます❤︎ (2022年7月21日 20時) (レス) id: 99f878486c (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 完結お疲れ様でした。続編楽しみに待っています! (2022年7月19日 19時) (レス) @page48 id: 78115a07d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんと | 作成日時:2022年7月9日 12時