【19】JUN ページ20
いつものようにリビングのソファに寝そべり、携帯をいじっていたら、まさかの、Vanillaの熱愛記事。
慌てて、Aヌナの部屋に行って教えるも、呑気に構えるヌナ。…え?大丈夫なの?
デビューの1年位前に日本から突然やってきたヌナ。
僕達も、もちろん男性グループとしてデビューすると思ってたから、紅一点としてヌナがグループに加入することになった時は驚いたし、正直快く思ってないメンバーもいたことは事実だ。
そんな事をヌナ自身も気づいていたし、でも、事務所の決定事項に逆らえるワケもいかず…
文句なんて言わせないとばかり、か細い身体で、練習生として、僕達と同じメニューをこなす上に、歌まで作り、ジスヒョンとボノニと英語で会話するも、僕達には拙い韓国語を駆使しながら、積極的にコミュニケーションをとって仲良くしてくれた。
いつもかわいい笑顔で、
「ジュナ、ご飯食べた?」「一人でご飯食べないで」
「ほんと、カッコイイんだから、もっと自信もって」
とか声をかけてくれる。ある時、
「実は好きな人が出来ちゃった」
とテレ笑いするヌナ。どうやら、僕達のヌナには彼氏が出来たようで、それから、急激に女らしく、綺麗になったヌナ。
でも、ヌナから笑顔が消えた。笑っていても、目の奥が笑っていない。
みるみるうちにやせ細っていき、心が痛かった。
それから、ジスヒョンとヌナがそういう関係ということを僕は知っている。
他のメンバーは、気づいているのかは知らない。
喉が乾き、キッチンで水を飲んでいると、ジスヒョンがヌナの部屋から出てきた。
汗かいて、男の色気まじりのヒョンからはヌナの香りがした。まさか、手は出してないよね、そう信じたかったけど、聞く間もなく、ヒョンはシャワーに行ってしまった。
ヌナからヒョンの匂いがすることもあったし、練習後、2人で英語でコソコソ話してるのも聞いたことがある。
極めつけは僕がリビングで寝ていたら、近くで飲んでいたヌナが
「シュア、苦しい…お願い」
と言い、ヒョンが手を引いてヌナの部屋に行った。
リビングに、はbtsが出演してるテレビがつけっぱなしになっていた。
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みんと(プロフ) - ユウ様、ありがとうございます❤︎ (2022年7月21日 20時) (レス) id: 99f878486c (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 完結お疲れ様でした。続編楽しみに待っています! (2022年7月19日 19時) (レス) @page48 id: 78115a07d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんと | 作成日時:2022年7月9日 12時