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stay gold…覚えてない訳がない。
ユンギさんの作業室で、一緒にメロディを作ったよね。
いつか私の生まれた日本で知らない人がいないくらい、超有名になって歌ってほしいって日本語で書いた歌詞。
ユンギさんのラップも一緒に日本語になおしたり。
欲を言えば欧米でも有名なればいいねって、
出だしの歌詞はあえて英語にしちゃおうなんて。
そんな事を私が言ったら、椅子に座る私にバッグハグしながら、
yg「カワイイこと言うんだな」
yg「お前の作るモノって、ホント好きだわ」
って優しく笑ってたあの笑い方も、ハグの温もりも全部覚えてる。
でも、素直じゃない私は、
「あぁ、そんな曲あったかな…覚えてないくらいのものだし…私の名前を出す必要はないよ。印税が入る位売れた時には、寄付でもしなよ。」
と返事した。かわいくない。
そういう訳にはいけねぇしな
とか話す2人に、
「話がそれだけなら、私、もう行くね、仕事入っちゃって」
と逃げるように席を立った。
ほんとに、かわいくないな、私。
でも、同じ空間にユンギさんといると、また「好き」の感情が溢れ出しそうで…
まだ、好きなんて、バレちゃいけない。
それに、ユンギさんだって、私の事を全く意識もしてなさそうだった。
元カノ…なんて、たいしたことないのかな。
そもそも、私と付き合ってた事も覚えてるの?
久しぶりの再会でも、ケロっとしてさ。
結局、次に進めないのは、私だけ。
そりゃそうか。
フラれたのは私だもんね。
ユンギさんは、もう、私のことなんて、全くなんとも思ってないんだね。
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みんと(プロフ) - ユウ様、ありがとうございます❤︎ (2022年7月21日 20時) (レス) id: 99f878486c (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 完結お疲れ様でした。続編楽しみに待っています! (2022年7月19日 19時) (レス) @page48 id: 78115a07d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんと | 作成日時:2022年7月9日 12時