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薮「錯覚を起こして、相手を錯乱状態に陥らせる…能力。」




岡「何で…、隠してたの…?」







薮「別人格の時は記憶が無いから、能力のことを聞いた時は愕然としたよ…。
俺の能力は誰の助けにもならない。誰かを傷つけてしまう。

…それがすごく嫌だった。酷くコンプレックスだったんだ…。
それにおじさんが気づいてくれて、
『無理に打ち明けなくていいんだ。いつかその時が来るから。』って言ってくれた。
その言葉に俺は甘えていた。」





こんな身勝手な理由で皆を騙して、許されるとは思っていない。







薮「だんだんメンバーが増えてきて、幾つも能力を操れる涼介であったり、治癒ができる侑李であったり、皆優れた能力を持つ者ばかり。それに対して俺は…。
こんな使えない奴が嘘をついてまでここにいる意味は無い。ここを出ても行くあては無いけど、耐えられなかった。それでおじさんと面談をしたんだ。」



そしたら、


『能力で役立とうなんて考える必要は無い。

皆をまとめてほしい。
まとめ役として皆の前に立ってほしいんだ。

特殊能力ではないが、これも1つの能力だ。』



って言ってもらえて。




こんな俺にも居場所があるんだ、と。




それならば、全ての責任を背負って、

皆を守ろうと、支えようと


そう思った。









薮「これが俺の全て。
それ相応のことをしていたんだから、嫌われたって軽蔑されたって構わない。

でも俺は、ここが好きだ。
…我儘言ってごめん。」








有「我儘なんかじゃないよ。
むしろ、皆のために誰よりも仕事をこなしてて感謝しかないよ。」


山「俺、薮ちゃんのこと凄い尊敬してるよ。」


中「俺も。しっかり皆をまとめてる薮くんかっこいいもん。」









……なんだ、すげえ馬鹿みてえじゃん。



自分が目の前の壁から目を背けていただけで、
皆は何も変わらない、いつもの優しい仲間達だった。





伊「よかったな、薮。」




薮「ありがとう。…俺自分と向き合うよ。」

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 能力系 , 能力,魔法   
作品ジャンル:ファンタジー
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Rare fruit(プロフ) - ゆうみさん» ありがとうございます!超のんびり更新ですがこれからもよろしくお願いします。 (2019年11月18日 7時) (レス) id: 362d8b3af6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - とても面白いです。これからどんなストーリー展開になるかとても楽しみです♪更新頑張ってください! (2019年11月15日 23時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
Rare fruit(プロフ) - やぶねこさん» ありがとうございます!とんでもなく遅い更新速度ですが、これからもよろしくお願いします。 (2019年9月29日 22時) (レス) id: 362d8b3af6 (このIDを非表示/違反報告)
やぶねこ(プロフ) - 大学合格おめでとうございます!!これからのお話、楽しみです!! (2019年9月29日 20時) (レス) id: 9dd53b3b35 (このIDを非表示/違反報告)
Rare fruit(プロフ) - ☆奏JUMP☆さん» ありがとうございます!!更新何ヶ月も止めてしまい本当に申し訳ないですが、受験が終わったら更新再開するので、それまで気長に待ってて頂けたら幸いです。 (2019年8月20日 21時) (レス) id: 362d8b3af6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rare fruit | 作成日時:2018年1月3日 13時

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