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圭人に迎えに来てもらい、俺たちは病院を後にした。
事務所に着き、空いていた応接室でのりくんと2人きりで話をした。
依頼を引き受けて実行する、俺らの仕事のこと
俺らが能力者であること
を分かりやすく優しく話した。
のりくんに絶対見られないようにしていた俺の左目も見せた。
高「俺も昔は施設で暮らしていて、のりくんと同じような日常だった。
俺の弟は元々体が弱かったんだけど、ある時重い病気にかかって、それ以来一度も会っていないんだ。
俺は、施設の大人達が俺の弟を見て見ぬフリをして死なせたんじゃないかって思っている。
だからこそ、のりくんの気持ちが分かるんだ。
大事な人を守れなかった悔しさが。
…その悔しさ、俺に託してくれないか?」
の「たくす…?」
高「俺は、悪い大人がのうのうと生きているのが許せない。
きっと、ひなこちゃんが亡くなったことも、隠したりごまかしたりして知らんぷりすると思うんだ。」
の「そんなの…いやだ……。」
高「だから俺は、その悪い大人達と闘う。
…だけど、ちゃんとした理由が無いと俺も悪者になってしまうんだ。
それで、さっき俺が言ってた“託す”なんだけど、悪い大人達と闘うためのちゃんとした理由には、のりくんの協力が必要なんだ。」
俺は1枚の書類を引き出しから持ってきて、机に置いた。
依頼主が提出する依頼書だ。
高「この紙は、俺達にこんな仕事あんな仕事をしてほしいって頼む紙だ。
この紙があれば、俺達は悪い大人と闘える。
のりくんには、俺みたいに昔の悔しい思いを引きずってほしくないんだ。
だからこの紙を書いて、俺に悔しさを託してほしい。」
の「書いたらゆうやがたたかってくれるの…?」
高「ああ。」
の「…書きたい。」
_新たな依頼が入った
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Rare fruit(プロフ) - ゆうみさん» ありがとうございます!超のんびり更新ですがこれからもよろしくお願いします。 (2019年11月18日 7時) (レス) id: 362d8b3af6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - とても面白いです。これからどんなストーリー展開になるかとても楽しみです♪更新頑張ってください! (2019年11月15日 23時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
Rare fruit(プロフ) - やぶねこさん» ありがとうございます!とんでもなく遅い更新速度ですが、これからもよろしくお願いします。 (2019年9月29日 22時) (レス) id: 362d8b3af6 (このIDを非表示/違反報告)
やぶねこ(プロフ) - 大学合格おめでとうございます!!これからのお話、楽しみです!! (2019年9月29日 20時) (レス) id: 9dd53b3b35 (このIDを非表示/違反報告)
Rare fruit(プロフ) - ☆奏JUMP☆さん» ありがとうございます!!更新何ヶ月も止めてしまい本当に申し訳ないですが、受験が終わったら更新再開するので、それまで気長に待ってて頂けたら幸いです。 (2019年8月20日 21時) (レス) id: 362d8b3af6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rare fruit | 作成日時:2018年1月3日 13時