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ある日、ひなこちゃんが風邪を引いた。
だが、施設の職員が気にかけることは無く、病院に連れていくことも薬を与えることも無い。
それは、そこの施設にとって日常だった。
1ヶ月経っても治るどころか悪化する一方で、学校も休み始めた。
それでも施設は、ひなこちゃんを部屋に寝かせたまま放っておいた。
この状況をどうにかしなきゃと、のりくんが出来る限りの看病していた。
が、だんだん反応が薄くなり、ついに何を話しかけても返事が返って来なくなった。
このままでは死んでしまうと感じたのりくんは、自分がひなこちゃんを病院に連れて行くと決心し、ひなこちゃんを背負い、バレないように施設を飛び出した。
だが、幼い頃から施設暮らしののりくんには土地勘が無く、すぐに迷子になってしまった。
それでものりくんは走り続けた。
何度も転んで怪我をしても走り続けた。
ついに体力が限界を迎え、ちょうど通りかかった公園で人目につかないように隠れて休憩した。
その時に俺らが見つけ今に至ったという。
・
薮「酷ぇ話だなぁ…。」
岡「のりくんは、いつも優しくてよく笑うひなこちゃんが大好きなんだって。
さっきのりくんから話を聞いていた時も、ずっとひなこちゃんのことを心配してた。
たぶん両思いなんじゃないかな。そんな気がする。」
高「それならより一層何とかしないとだな…。」
♪♪〜
高「あ、知念から連絡来た。」
処置が終わり今は病室で眠っているひなこちゃんだが、容態が不安定で、いつ何が起こるか分からないと伝えられた。
まだ休養室で寝ているのりくんを起こさないように抱え車に移動させて、俺と圭人と薮くんで車に乗り込み病院に向かった。
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Rare fruit(プロフ) - ゆうみさん» ありがとうございます！超のんびり更新ですがこれからもよろしくお願いします。 (2019年11月18日 7時) (
レス) id: 362d8b3af6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - とても面白いです。これからどんなストーリー展開になるかとても楽しみです♪更新頑張ってください！ (2019年11月15日 23時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
Rare fruit(プロフ) - やぶねこさん» ありがとうございます！とんでもなく遅い更新速度ですが、これからもよろしくお願いします。 (2019年9月29日 22時) (レス) id: 362d8b3af6 (このIDを非表示/違反報告)
やぶねこ(プロフ) - 大学合格おめでとうございます！！これからのお話、楽しみです！！ (2019年9月29日 20時) (レス) id: 9dd53b3b35 (このIDを非表示/違反報告)
Rare fruit(プロフ) - ☆奏JUMP☆さん» ありがとうございます！！更新何ヶ月も止めてしまい本当に申し訳ないですが、受験が終わったら更新再開するので、それまで気長に待ってて頂けたら幸いです。 (2019年8月20日 21時) (レス) id: 362d8b3af6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rare fruit | 作成日時：2018年1月3日 13時
