百花繚乱《JUMP》

2-1 -Keito main- ページ11

知念side




岡「ただいまー。」




知「おかえりー。
…って、ちょっとどうしたのその傷！？」




岡「ん？………あー、
地面が凍っててさ、すってんころりんりんりんころころして頭地面にぶつけちゃったんだよね。笑
え、傷になってた？」




知「傷できない訳ないじゃん！！
血滲んでるし！！」




岡「…あ、ほんとだ。」




おでこを触り手に血がついたのを見て、やっと怪我に気づいた圭人。



てへ、なんて言ってて危機感無さすぎでしょ…。





知「もう…、医務室来て。」






・





知「出血してるけどもう止まってるし、軽めの擦り傷だから手当でいいね。」




岡「うん。ありがとう。」






今回みたいな軽いケガならまだマシだけど、圭人の弱点である「鈍感」って、本当に危険で。




僕の体が弱いってのは、薬飲んだり休めばほぼ治るし、裕翔・ひか・雄也・宏太はそこまで生活に支障はないし、大貴は健常者だし、涼介もネックレスがあれば健常者だし。




いのちゃんの貧血と、圭人の鈍感はツートップで危険。




鈍感なのは怪我や病気にだけじゃなく、暑さ寒さとかだってあるから、夏は熱中症、冬は低体温症になりやすい。


あとは、風邪ひいてたり、大ケガしてるのに気付かず過ごしてて、悪化したりとか…。




本人が自覚してないから、周りの人が気にかけておかないといけなくて…






僕にとって超危険人物。







まあこれが圭人の運命だし、圭人もこの運命を憎んでるだろうから、文句は言えないけど…。

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