五条先生、責めるほどでもない程度の遅刻やめてください ページ9
Aside
着替え終わった虎杖と地下室に向かう途中、やはり何があったのか気になったので聞いてみると。
「あー昨日の任務、特級の呪霊と遭遇しちゃって。それで俺、宿儺に変わったんだけど、心臓取られちゃったんだよね」
『要所要所端折ってるっぽいけど、なんとなくわかった。特級がいるかもしれない任務に1年3人を派遣ね…上の考えが見え見えだわ』
「上の考え?」
『五条先生に聞いたけど、悠仁さ、執行猶予付きの秘匿死刑なんでしょ』
「うん」
『それは五条先生が上を何とか説得して執行猶予が付いただけ。上は今すぐにでも悠仁を消したいんだろうね』
古い価値観しか持ってない爺さんの集まりだからな、と付け足す。
「そっか…Aセンパイってさ、見かけによらず口悪いよね」
『よく言われる』
今の話の流れでそこ突っ込むか普通、と心中で思ったところで、
『着いたよ』
「おお〜地下室!」
『五条先生すぐ来ると思うから、その辺座ってn』
「ソファーふかふか!テレビもある!」
座ってな、と言い終わる前に座っていた虎杖を見てクスリと笑う。
「あっ笑った」
『悠仁がガキみたいだなと思っただけ』
「ガキってなんだよー」
.
no side
ソファに座る虎杖と
部屋の隅にあった椅子に足を組んで頬杖をつき座るAは、"とある呪骸"を抱えている。
五条「はーいお待たせ〜」
『遅い』
虎杖「おっきたきた」
五条「じゃあ早速だけど、始めようか」
虎杖「どんな特訓?パンチする?」
五条「近接戦闘に関しては、悠仁は頭一個抜けてると思うよ。今覚えるべきは、呪力のコントロール。そして、呪術に関する最低限の知識だね」
虎杖「呪力のコントロール?」
五条「では!まずあちらの缶ジュースをご覧下さい。A、やってみて」
突然話を振られ、私かよとぼやくAだが、缶ジュースが2つ並んでいる机に頬杖を着いている逆の手のひらを向けると…
ベコンッ!!…カランカラン
グシャッ!!ブシュー、、、
右側のお茶の缶は、側面がへこみ机に転がる。
対して左側のオレンジジュースの缶は底が床に着いたまま、捻られジュースが噴き出した。
虎杖「おぉ??」
五条「最初のが呪力で、次のが術式」
虎杖「なるほど、わからん」
.
五条先生の呪術講座→←理解が追いつかないことってたまにあるよね
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麗葉 - 最高すぎます!続き行ってきます!(((((((((((っ・ω・)っ ブーン (6月24日 23時) (レス) @page49 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
あんパん(プロフ) - 安仙任さん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2021年2月20日 11時) (レス) id: 543e9be939 (このIDを非表示/違反報告)
安仙任(プロフ) - とても面白いです!続きを楽しみにしてます!これからも頑張ってください(^^) (2021年2月19日 16時) (レス) id: 80f06437e4 (このIDを非表示/違反報告)
あんパん(プロフ) - 枕野れいさん» うわああ!!ありがとこございます!嬉しいです!!頑張ります! (2021年1月5日 21時) (レス) id: 543e9be939 (このIDを非表示/違反報告)
枕野れい(プロフ) - 女優さんのお話の方から来たのですが、まさか呪術廻戦書いてくださるとは!!応援してます! (2021年1月4日 20時) (レス) id: 7b5f3ba3ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんパん | 作成日時:2020年11月12日 17時