どうも、呪縛師です【呪術廻戦】

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Aside







ガクリと膝が崩れ、先程掌印を唱える際に感じたものと比べ物にならないほどの胸の痛みが襲ってくる。





『…ｯｯふ、、、クｯ……ﾊｧッ』





咄嗟に右手で胸を抑えるが、状態は全くと言っていいほど変わらない。それどころか、痛みのせいで呼吸もまともに出来ず、生理的な涙まで出てきた。





『…ｯｯ』







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no side








｢ふぅ、ちょっと長引いちゃったな｣と特級2体を祓い終わると、五条はそう呟いた。




そして、あることに気づく。






｢…帳が、上がってる｣






帳が上がる条件は基本的には2つ。
ひとつは術者が意図的に帳を上げた場合。



そしてもうひとつは、術者が呪力を使えない状況にあること、つまり、術者が意識を消失した場合だ。
任務終了が確実になるまでは帳を上げないというのがセオリーなので、Aが許可なく帳を上げるはずがない。


五条の頭に最悪の状況が浮かんだ。





｢冗談きついぞ｣







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先程までAの呪力を感じていた場所に移動するも、暗闇のせいでAの姿が見つからない。
月明かりでもあればまだいいものを、生憎今日は曇天だった。




｢(Aの領域展開の残穢…)｣




わずかな残穢を辿りながらAを探す。






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ふと、視線を左方向に向けると、

一際大きな木の向こう側に人が倒れているのが見えた。




｢っ！？｣




瞬時に近寄りそれが探していた人物だとわかる。




｢おいA!!しっかりしろ!!!｣





意識がなく、ぐったりとしているのを見て心臓が飛び跳ねるが、脈があるのは不幸中の幸いだろうか。
状況から見て、おそらく縛り無視の領域展開…理由も大方予想がつく。





｢クソｯ｣








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記録:2017年7月14日→←･

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