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8. ページ10

〜♪

『ん?』


その日の夜、突然電話が鳴った。


携帯を開くと、そこには「夏油 傑」の文字。

いつも突然電話をかけてくるのは悟で、傑から電話なんて珍しい。


『はいよ、紫月です。』

傑「もしもし、A?今大丈夫かい?」


『全然大丈夫。今日はお疲れ様。何かあった?』



傑「ありがとう。

…いや、今日の昼の事なんだが…」


昼?

『あ、悟と喧嘩しかけたこと?

別に大丈夫だよ。先生には話してないし。』


ただ、高専の結界には未登録の呪霊が現れた瞬間アラートが鳴るようになっている。
…たぶん、先生は気付いてると思う。


傑「そうじゃなくて…
私のことを、肯定してくれただろ…?」



私はかっこいいと思ったよ。傑にとっての正義



『…あぁ、あれか。
だって本当に思った事だし。』


傑は少し悲しそうにそっか…と呟いたあと、


傑「そうだ、私たち明日沖縄に行くんだ。」


『…え?』

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作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月4日 20時

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