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1年後___________
私は近接を強化しなければならなかった。
現在、私の右腿にはナイフが5本入るホルダーがついている。
____あの一件から、悟は"最強"に成った。
反転術式を我が物にし、
以前はたまにしか発動しなかった術式反転「赫」を百発百中。出せるようになっていた。
私と傑も特級になり、私たち3人はそれぞれ任務に行くことが多くなった。
特に悟は1人で動いていることがほとんど。
私と傑は度々2人で任務を任されることがあるけれど。
みんなで集まって飲む、なんて事はめっきり無くなってしまった。
私たちももう3年生だ。
以前傑と同じ任務の時に聞いたことがあった。
『傑も、やっぱり卒業後は高専に残るの?』
やっぱり、と聞いたのは過去の殆どの高専生が辿る進路だった為だ。
以前悟に聞いた時も、硝子に聞いた時も、
今のところその予定だ、という返事が返ってきた。
私も例外ではない。
だけど、その時傑は
傑「...どうだろう、まだわからないな。」
と寂しそうに笑った。
そんなことを思い出しながら
今日も私は呪いを祓う。
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作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月4日 20時